『コウノトリ大作戦!』の感想

映画の感想

家族に届く物語。


コウノトリ大作戦!(字幕版)

ワーナーブラザーズより2016年に公開されたアニメーション映画、コウノトリ大作戦!(原題:Storks)の感想。後半にネタバレあります(目次で表記)。続編は2022年公開予定とのうわさ有り

コウノトリ大作戦!の物語のあらすじ

コウノトリは赤ちゃんを運んでくる…そんな時代はもう古い。過酷で責任も重く大変な赤ちゃんを運び届けるのをやめたコウノトリ達はいまや世界最大級の宅配便社となっていた!そんな中でも配達実績No.1のコウノトリ・ジュニアは時期ボスとしての声がかかる。条件はただ一つ、とある”人物”を解雇すること―――。
ところが解雇できなかったどころかお届け赤ちゃんシステムが作動してしまい、これではボスになるどころかクビになると慌てたジュニアはボスに知られず赤ちゃんを配達してしまおうと極秘のミッションが始まる。
そして不動産業を営む両親の元で暮らす一人っ子のネイトは仕事人間の両親にも構ってもらえず一緒に遊べる弟が欲しいと願う日々。ある時屋根裏で見つけた赤ちゃんを運ぶコウノトリのパンフレットを見つけて手紙を出すことに。

ふわっと感想

ありえない展開や細かい事はいい、独自の世界と夢の詰まったアニメーション映画が好きな人にはうってつけ。私はこういう作品大好きです。正直今の時代にコウノトリと赤ちゃんなんてどんな物語になるのか想像がつかなくて、終着点も全く分からずあまり面白くないかも…と期待せずに見たけどとんでもない、インターネットや人々の生活が大きく変わっていない限り10年後に初めて見ても「画風があの時人気だった感じだなー」以外は古く感じずに楽しめると思います。

2021年時点ですでに5年前の作品と言う事になるけど時代を感じやすい古さや今流行りはなくて、あってもさりげなく添えられている程度なので全く違和感なく楽しめます。鮮度が長持ちする作品です。
まず昔は赤ちゃんを人々の元にお届けしていた、という前提の元に今はスマホや宅急便を世界中どこでもお届けする宅急便社(英語では世界規模のインターネットリテール社「Cornerstore.com」運営とあったのでAmazonみたいなネット通販サイト運営+配達だと思います、そこは特に物語で重要ではないのでとにかく荷物をデリバリーしている、と分かればOK)で働いているコウノトリ達は個性豊か、唯一そこで働く人間のチューリップも最初はちょっと賑やかすぎるかな?と感じる瞬間もあるかもしれませんがミッションが始まってからはジュニアといいコンビになります。
主軸となる登場人物のジュニア、チューリップ、赤ちゃんはもちろんですが以外のキャラクター達も個性があって面白いです。むしろ性格としてはジュニアが一番平凡かも?

ちなみに、cornerstore.comというドメインアドレスは存在していますが作品とは関係ない企業のアドレスとなっています。

お届けされる事になる赤ちゃんですが赤ちゃんがメインキャラクターに居る場合に多い、癖の強い赤ちゃんタイプではなくて、でも赤ちゃんならではの無邪気さと強さを持ち合わせていてお届けの道中ジュニアたちは悩まされたりする場面もあるのですが嫌な気持ちにならないです。
そしてこの映画は動物の登場人物が多いですがテーマは「家族」だと思います。順風満帆な出世街道からまさかの転落危機に陥るジュニア、いつも前向き(上向きというべきかも)チューリップ、一人っ子のネイトとその両親、他の動物たち。皆立場は違ってもその心境は家族や仲間、そして自分と向き合おうとする姿は誰でも共感できる形になっていて分かりやすくていいです。
子供も楽しめるけど大人だとさらに楽しめます。展開はもちろん終わり方もとてもよくて、ハラハラするアクションから笑えるシーンもたくさんあって感動もあって、見ていた私と家族は終盤で少し涙ぐみました。赤ちゃんを届けるだけのお話が沢山の心に触れて絆が広がっていく…それでいて壮大すぎず気軽に見やすい作品です。
使い古されているような定番の「よくいるタイプ」のキャラクターや「よくある会話」、「お決まりの展開」も入っているけど、だからこそ分かりやすさと安心感がありつつ、毎回必ずそれだけでは終わらないのですごく面白かったです。たった一人の思いがけない赤ちゃんの誕生から沢山の命に大きな変化があったり家族になって心温まるのにじんわりとそれに浸る前には必ず笑わせにくるテンポの良さもとても良かったです。
綺麗に終わっているので続編はないと思いますがあったら絶対見たい作品です。←書き終えてから調べた所2022年に続編公開の噂があるみたいです、楽しみです。
狼たちがすごくて好きです。どの作品でもあの手のキャラクター達が出てくると好きなのですが「よくいる好きなタイプ」にとどまらなかったです!

あと、ネタみたいな言い回しですが「この撮影で傷ついた動物はいません」と付け加えておきたくなります。序盤でボスが割と無慈悲な事をしている場面がちょこちょこあるので繊細な方は気になってしまうかもしれないですが、そこで見るのを止めずに最後まで見てほしいです。
家族に届く物語、とは書きましたが英語では「Find your flock(あなたの群れを見つけて)」という一文が載っていました。家族や仲間、何かしらの出会いが繋がって、ふとした時に群れに属しているっていいなって思えますね。一人でも一人じゃないというか。作品自体はそこまでディープなお話ではないですが深堀りすると連鎖して色々考えたくなります。

ここからはネタバレあり

赤ちゃんが配達準備完了する時の工程が見ていて面白いしかわいい。宇宙の神秘を感じるようでいてガジェット感も強くてどちらの遊び心も盛り込まれているし、短いシーンなのにしっかりと考えられて作り込まれているのがとても良かったです。
ガラスにぶつかっちゃう鳥の話が皮肉として登場したかと思ったらその後もアクションで出てきたのはおもしろかったし、最初にちょっと不憫な鳥たちが出てきたけどきっちりリベンジを果たしていて良かったです。

トーディもよくいる「ちょっと変わっているために相手にされないキャラクター」かと思っていたらその後の活躍、といっていいのかわからないけど、すさまじかったのとそれもずっとトーディらしさを保ったままだったのも凄かったです。とにかくどのキャラクターも癖はあれども嫌みが無くてかわいいです。ネイトと両親も含めて。

外国の映画でよくあるみんなが赤ちゃんにメロメロになってしまうのは、分かり切っていてもなってしまうのが不思議ですよね。赤ちゃんとは馴染みがなく生きてきた私でも狼たちと同じ気持ちになりました。

過去に大事件を起こした犯人とされていたジャスパーも熱くて深いキャラクターだったしチューリップが自分の家族を探していくうちに違う「家族」も得られたり、見つかった家族はチューリップの事わかるの?探して大丈夫?と心配していたけど全く心配しなくていい結末だったし、キャラクター達が落ち込んでしまう場面もその後スッキリとした解決が待っていてとてもきれいに終わっているのが何よりうれしかったです。
ジュニアは今後どうするのかな、というのは少し気になりましたがそこまで今後が気がかりになる終わり方じゃなくて大団円なので最近ちらほらある視聴者に問いかけて心の中で想像を膨らませてもらうために一部をぼかして終わる形ではないのもあってとにかくスッキリさっぱりします。

「このシステムがこの世界にもあれば子供が欲しい人達が救われるし少子化問題が解決してそれによっておむつ不足とか学校不足とか嬉しい悲鳴と違う悩みが出ながらも少し未来が明るくなりそうだな」なんて事を考えちゃいました。
もちろんそれによって色々な問題が出るし、今だって親を必要とする子供たちが沢山いるし…と現実とは絡めてはいけないのだけど、ファンタジーを見た後にあんな魔法が使えたらいいな、こんな事がしたいな、というのと同じでうっすらとは考えちゃいますよね。
私は住環境や世話の準備や先の心配や責任を考えずになんでも願えるなら、一緒に長くのんびり暮らせる健康な猫が数匹届いてほしいです。

これらの作品は今この世界だからこそ作られているので、今ここにいてよかったと一瞬でも思えるし今度はどんな素敵な作品に出会えるのかという興味が尽きないです。楽しいのが見たいとか考えていたわけでもなくチェックしていなかった作品で、たまたま配信サイトの新着映画にあったのをなんとなく見ただけに思いがけず出会えてうれしかったです。

私の視聴方法と視聴可能な配信サイト

私はhuluで見ました
2021年の視聴履歴 2022年の視聴履歴

2022年6月時点で『コウノトリ大作戦!』が視聴できる配信サイト・チャンネル
Hulu

視聴不可

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