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2024年4月~6月に見た映画・ドラマの感想

2024年4月~に見た映画とドラマの感想 視聴済み映画&海外ドラマ
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2024年4月から6月の間に見た映画とドラマの感想。ドラマはシーズンの最終話を見終わったタイミングで、途中で視聴を止めたものも下の方にまとめています。

極力ネタバレなしで見終わったドラマや映画の感想を自分用の記録として載せています。
2022年に見た映画・ドラマ一覧2021年に見た映画・ドラマ一覧
2023年に見た映画ドラマ感想
2024年1月~3月に見た映画・ドラマの感想はこちら

洋画メインでドラマ・邦画・海外アニメーションもここにまとめています。順番は見た順。
作品を見た配信サイトも表記していますが常に配信されているわけではないので視聴したい人は配信中か個別で確認をお願いします。
あくまで個人の好みなので感想の長さと面白さは別物ですが何かの参考になれば。

SING/シング: ネクストステージ

4/2視聴・アメリカアニメーション映画・Netflix

個人的には続編が作られるのが意外だった、とはいえ楽しみにしていたアニメーション作品の続編。

1を観た時に既に続編があるのはわかっていたんだけど、シナリオとしてはしっかりまとまっていたからどんな事になるのか予想がつかなかったというだけで楽しいだろうというのは分かっていて実際に見たらやっぱり楽しめました。

1から続いているお話だしメインキャラクター達はしっかり引き継がれているから続きとして楽しんだ方が断然面白いけど分からなくてもお話としてはあの後でありながらしっかり新章・新たなる舞台・まさにネクストステージという感じになっているので問題なく楽しめそう。

今回登場したキャラクター達もみんな個性があってしっかり存在をアピールしていたし、全体的な調和も取れているしでとてもよかったです。
1と比べたら深堀は少なめではあるものの、1とは違ったアクションだけどテンポよくそれぞれのドタバタ感をステージごとキャラごとに楽しむ感じでそれもテーマにあっていいました。

歌も知っている曲とかが入っていたりして楽しめたしその歌を知らない家族も一緒に見ていてノリノリ、何よりあくまでミュージカルのショーを舞台としていて感情をあらわにする場面とかに無理やり歌うシーンを入れ込んでいないのでごてごてのミュージカルは苦手という人でも見やすくてお話もゆっくりと楽しめるのもすごくよかった。

アニメならではのハチャメチャな展開も楽しいし、ストーリーラインもありきたりとも言えるけどキャラが活かされてるから安心感を持ちつつ楽しめて、最後のとあるシーンでは分かっていたのにちょっとうるっときました。

ちょっと個人的にはもう少し見たかった点としては動物キャラクターならではの種族・民族の違いっぽいのがマイルドになってたのでもうちょっと欲しかったけど無理に入れてお話が崩れるよりはよかったかもと思います。

あとこの手のアニメーション映画を見ると、女優のブリタニー・マーフィーさんの演技と歌声がまた聴きたくなる。

ブレット・トレイン

4/8・アメリカ映画・Netflix

映画自体の情報を知らずこの映画の番宣に関する話題を見かけていて、少し前の映画かと思っていたら新作だったらしくちょうど配信開始されていたので視聴。

正直に言うと半分行く辺りまで見るのを中断しようと思っていたほど序盤というか前半のスタイルが合わなかった、でもそれを乗り越えた後半の展開やテンポは予想以上に好みで見て良かったという結果になった作品。

  • 冒頭からキャラ名(通称)どーん
  • Fワード連発
  • 会話ばかりで説明しすぎからのシーン切り替えにそれっぽく激しい音楽とビジュアルで乗り切る
  • 会話で説明はあれど時系列こねこねして過去回想を頻繁にねじ込む
  • とりあえずド派手っぽい過剰エロかグロをクールっぽく見せつけてどやどや

みたいなのが私個人で苦手というかその後の展開にも話にも期待できないと回避や中断をする判断材料で多ければ多いほどやめたくなるのですがもう本当にこの作品は序盤から全部踏襲していくものだから、『キングスマン』とかを見た若い人が別の題材を使用して上っ張りの味を真似たみたいな印象まであってやや不快寄りに見てました。

じゃあなんでやめなかったかというと、主演の位置づけとなってる人が序盤あまり出なかったから。
となると出てからが本番だろうということで、必ず良作ヒット作にしか出てないってわけじゃないから期待も低めに半分乗り切って…富士山が見える位になってからはいきなり面白くなって、展開から終わりまでのむちゃくちゃ感、舞台を考えてもあり得ないんだけどそれでいい「創作星ハリウッド国のネオ日本区」として受け止めてしまえばこっちのもので、とにかく楽しかった。

多分だけど原作は元々日本の小説で舞台はもちろん出演者も全員日本人の設定らしいのをハリウッド改変した造りとなっているみたいだから本来のテイストからはかなりかけ離れた物になってるんだろうな…というところには気持ちに蓋をしつつ、娯楽映画として

ちなみに「新幹線でこれはない」「日本人いないのでは?」「いたと思ったら扱いや設定微妙」と日本と原作への壮大なリスペクトは感じないけど過剰にヘイトを煽る部分もなし(ただそれだと無意識の中の…ってのはどうしてもちらほら垣間見えたりするので、もうちょっと日本スキーたちによって台詞やら作成に力が入ってたらな、みたいなのは感じる)で日本人としてはいっそ別の国や世界が舞台の方が楽しみやすかったかな?
というのもゴジラみたいな「わーあの街があんなことに(悲喜こもごも)」みたいなのをいい意味で楽しめる日本人だけど、今作では場所が狭いから仕方ないというにはもったいない魅せ方というか、狭い世界のお話を狭い空間で狭い関係でやってるから、そこじゃなくてよそでもいいなって思ってしまう。

とはいえそういうの全部乗り越えて”海外の「日本すき!」って言う人達がなんかよく作るよくある空想のなんかクールな日本”みたいな感じだからこちらからしても割り切って見やすいというのもあるので大盛り上がりこそはしないにせよ楽しい時間は過ごせました。
登場人物たちもオチまでおもしろかった。

蜜柑はタンジェリンじゃなくて「んみぃかぁん」とかでもよかったかも、でも海外では伝わらないね。
それともうひとつ、なぜかカタカナ表記だと弾丸がバレットになってる作品も多いけどこれはブレットだったのが個人的によかった。

トランスフォーマー/ビースト覚醒

4/18・アメリカ映画・Netflix

2007年に公開されたトランスフォーマーのシリーズはダークサイド・ムーンかロストエイジまで見たような…?その後はそのうち…と思っているうちにだらだらと見逃している状態だったけど新着配信にこのビースト覚醒があって、前の映画から結構立っているから新シリーズという枠組みかと思って視聴しました。

上記のシリーズをうろ覚えの状態でみたけどそもそも今作の舞台は1994年なので、過去編かパラレル扱いでいいのかな?と思いつつ見ていてうっすらと有る記憶が逆にちょっと邪魔する時もあったり知っているからこそすんなりと楽しみやすかった時もあり。
で、シリーズのお話としては問題なく単体で見る事が出来る作品でした。ただやっぱりちゃんとシリーズを知っているとよりしっかりと楽しめる内容…とは言え知らないと困るという場面も全くなかったので覚えていない勢いでも楽しめました。

トランスフォーマーシリーズは車が変身するのが魅力ではあるけど今作で活躍するビーストたちもとても良かったです。
トランスフォーマーならではのブレイクダンスのような流れるムーブアクションは健在、むしろ良くなっていて軽やかな動きが心地よかった。
あのサイズだけどがつんとパワータイプだけでなく軽快さもあって、ロケーションも建物から自然まであちこちで暴れ回るのが楽しかった。
元が日本作品だったからなのかたまたまか、なんていうかちょっとした雰囲気からゴジラとかレンジャー系、あと変身系のシリーズが好きな人達は好きかな?と感じたり。私はどちらもそんなに見たわけではないけどこれは好きです。
車に興味ないのに車が変身とか車がしゃべるとかはおもちゃもお話も子供の頃から好き。

お話としては昔からありがちな内容だし台詞のかけあいやテンポは後もう一声欲しい感じではあったけど笑えるシーンもしっかり挟みつつ流れを汲んだここぞという場面での台詞とかはぐっとくるものもいくつかあって良かったです。
MCUやDCEUとかとは違った魅力を展開しているように思えるし逆にこの雰囲気を維持していって、このままトランスフォーマー節になっていっても良さそう。

今年公開される新作はさらに時代をさかのぼっているらしいのでまた気にせず楽しめそう。

オオカミとライオン

4/22・アメリカ映画・Netflix

動物が主体の作品か、人かわからないまま見たけど見終わってからもわからないという不思議な作品でした。

どちらにもそれぞれストーリーがあるけど一応人間サイド寄りからの視点に近いので動物の世界みたいなのを期待してたらちょっと外れた感じになるかも。
とはいえ人間ドラマもあるけどあくまでこのオオカミとライオンの周りで巻き起こってるものが漬物程度に添えられている感じなのでどの人物にも肩入れするほどにはならないので視聴する側はずっと傍観者…観測者?という印象が残りました。

とはいえおもしろくないかというとそうでもなくて、静かな流れの中で動物と人間それぞれにドラマがある…あるんだけど追いかけた達成感みたいなものはかなり控えめになっているし、この作品をきっかけに動物と人との在り方やより良い共存を考える…みたいな発想も生まれにくく、こんな話があったという記憶が増えたという感想に落ち着くのでそこから自分なら、とか人間は、とかのいろんな思考はそんなに生まれたりしなかったです。

サクッとみて終わって心を残さない映画が見たいときにはお勧め。

動物たちの映像はとてもかわいく迫力のあるシーンもあったので、それはCGかトレーニングしたのかわからないけどベビー時代から数年の状態を見ることができて違和感がないのはすごかったです。

リトル・マーメイド 人魚姫と魔法の秘密

4/24・アメリカ映画・hulu

ディズニー産ではない人魚姫をテーマにしたお話。タイトルがディズニーやハリポタの要素を取り入れているから混乱を招くけどそれも含めてのタイトルになってるのかな?
英語のタイトルは“The Little Mermaid”とありきたりだけどそもそも人魚姫は作品自体の知名度がありすぎるので創作界隈で全く知らずに育つ人は少ないだろうし仕方ない部分はありそう。

内容はといえばやはりディズニーのアニメ(若い人魚姫アリエルが主人公)をイメージしているとよくわからなくなるので別物として見始めたほうが見やすいです。

もともとの人魚姫のお話もいろんなバージョンがあるしその後のお話みたいなのも数多く作られていて、これもそのうちのひとつ。

正直に言ってしまえば結末もうーん?とせっかく見たのにスカッとする要素は薄いし解決といっていいのか微妙なところでもあり、途中も変わり種もなければ驚きも感動もこれといったものはないので新しいものを求めるとがっかりするかも。
いい意味で古き良きファンタジー作品を見たいときにはクオリティから内容までこれがしっくりきそう。

主人公の役者さんも子役の子もかわいらしいので見ていて楽しかったです。
時代設定も少し前、といっていいのかわからないけどちょっとレトロな雰囲気があるし、舞台となる地域とかも素敵なのでそのあたりをもっと出してほしかったな。
ホラーでもないし映像自体が暗い場面が多いのでそこも少しもったいないなと感じました。
でも逆に言うとなんか80年代とか90年代の映像作品を見ているような感じが味わえるのでそれはそれでよかったかも。

CITY HUNTER シティハンター

4/26・日本映画・Netflix

数年前にフランス版が話題になっていて気になっていたところに日本版の実写シティハンターが配信開始とあってみました。
有名作品だから何回目のリメイクとかかと思ってたら何気に日本での実写映像化は初めてだったのはびっくりしました。

漫画やアニメの実写化は微妙なものも多いけど今作は個人的にとても楽しめました。

時代も現代設定になっていて違和感がないしバトル含むアクションシーンは日本らしさが魅力的に発揮されてた気がします。
最近何となく感じるようになったけど国や文化ごとにそれぞれ違ったアクションの魅力はそのまま伸びてほしい。もちろん他国のいい要素を取り入れていくのは悪くないけど、全部他から輸入して自国の良さを薄れさせたらもったいないというか。
で、シティハンターではその良さが詰め込まれてたし漫画が元から持っている要素もふんだんにちりばめられていて、しっかり元の作品への愛情と原作への情熱とリスペクトをベースに作品が作られているみたいでそれも見ていてうれしく感じる要素でした。

あと不思議だったのが、どの出演者も漫画アニメのシティハンターから解釈が乖離していない。
言葉の話し方、表情、テンポが“ちゃんとシティハンターしてる”みたいな感じ。
私は本来はもっこりみたいなネタはそんなに好まないのだけど、それは違和感や不快感が乗る使い方をしているものが多いからで、ちゃんとキャラクターやお話に沿っていてそれがあってこそ、言っていてこそみたいなものは逆に好き。
そのあたりも元の作品からしてすごく受け入れやすく作られているのが実写でも見事なバランスで表現していてとてもよかったです。
ただのすけべおやじ下ネタとかエログロを多用するみたいなのじゃなくて「いろんなものを背負っていたうえであれをしている獠ちゃんがそこにいる」「等身大の香がいる」と感じさせてくれた。
私は女性なのでわかるとは言い切れないかもしれないけど、シティハンターといえば男のロマンみたいなのがぎゅぎゅっと濃縮されている作品でそれが実写でもしっかり楽しめた。
唯一難癖をつけるなら冴子のイヤリングだけはなんか違うのがよかった気がする。

続編とかも作ってほしいな。

バービー

4/28・アメリカ映画・Netflix

いきなり頭のおかしなことを言うと私は幼少期のとある運命的な出会い以降バービーとはBFF(生涯ずっと友達)なのだけど、そんなに追いかけているとかでもなく程よい距離感で良好な関係をずっと保っている。


去年バービーが実写映画公開するってなったときも楽しみにはしていたけど入ってくるのは宣伝における炎上の話題のみ。
それでそんなに見る気がなくなっていたけど「バービーの生涯の友なのに見ないで低評価で固定してスルーは違うのでは」と思って視聴することに。
単に今ほかに見るドラマとかがなかったからまあいいかって気持ちもあったといえばあったけど。

で、見て分かったのは宣伝の炎上が一番話題になる内容だったからだったんだなーという感じでちょっとバービーでこのすべてが行われたのが残念でした。
バービー自体に文句とかもなくて、何でも仕事は受けていくスタイルのキティさんと同じような感覚。

色鮮やかでよかったけどそれ以外に関しては全方位に対してまんべんなく失礼という意味でほかにあまり見ない作品。バービーにも老若男女にもものにも、作品内で取り扱ったものにはまんべんなくというのはなかなかできないのでそれに加えて売り上げには貢献しないタイプの炎上までして逆にすごいなって感じました。

お話のテーマにしろセリフにしろバービーに対してとか、なんかふざけちらかすために今回選ばれたのがバービーでしたって感じで一応それっぽく考えたり感動できたりするっぽいお話っぽいでしょみたいなのは入ってるんだけど薄っぺらさがぬぐえなかった。

『シティハンター』とは真逆の心とプランで製作された感じ。
ジョークややりとりが切り抜いて考えれば瞬間的に面白い、みたいなときはあったけど大体の悪ふざけを楽しめる層はまずこの作品をみないだろうし、みたとしたらそれこそ家族の誰かが視聴開始しようとしたタイミングで酔っ払った集団がそのままリビング占拠して騒いでる背景で流れてるとかそんなじゃないかな(つまり見てない)。

バービーだったので見たけどバービーにはノーダメージだった。
作品としてはちょっとがっかりだったけどこういうノリが好きな人たちもいて、そういう人たちが作るのを楽しんで、ただその人たちとおなじ楽しみを見出す系統の人は見なさそうという宇宙に投げる宇宙への片思いみたいな作品でした。

忍びの家

5/10・日本ドラマ・Netflix

ちょうど見たいドラマ作品が少ない時期で、家族はすでにNetflixのおすすめから作品を気にかけてはいたらしいんだけど言おうか迷っていたらしいところで人気というニュース記事が関係ない記事から表示されているのを見かけたので試しに見てみることに。

現代に残る忍びの一族、それも最後の一族という設定も面白そうだし作者は海外の方?みたいだけど政策は日本主体みたいで、それでいて色物っぽさは入れてなくて自然に今を楽しめる作りでした。
海外のスタイリッシュさ+日本の空気感をたっぷり感じられて全8話とすっきりまとまっていてとても面白かったし見やすかったです。

忍びの設定とか後半の流れについてはなんとなく自分の中にある忍びファンタジー世界観と解釈が違う感じだったので、そこまで最高なエンディング!とテンションが上がったほどではないんだけど前半の忍びアクションとか絡み合っていく展開はわくわくして楽しかったです。

といっても私も忍びの知識とかそういうのはかなり偏ってる(主に漫画)ので、それは少し横に置いてみることに。
ただ忍び設定を横に置いて考えるとアメリカドラマとかでわりとありがちな流れという印象は受けました。日本でもあるのかもしれないけど国内でこういうドラマをそんなにたくさん見ているわけではないので判断できず。

キャラクターたちはみな個性があって日本の家族としての在り方やかかわり方も違和感がなかったです。
ただやっぱりとある関係だけは、いっそレトロな日本ぽい感じが欲しかったかも。

終わりは続いてもいいというか、一つの始まりと終わりの章を見た感じなので続きが出るならまた見たいです。
とはいえ後半の流れから行くと続いたとして、主演も視点も今回からの続きだとしたらさらに解釈違いが起きてくると私は楽しめない可能性もあるかな?と思うと少し悩ましい。

半蔵かわいいよ!何とも言えないバランスのフォルムがとにかく見てるだけで幸せだった。

プロフェッショナルズ~ロケット爆破の謎を解け! S1

5/20・アメリカドラマ・スカパー!

キャラクター設定や組み合わせがとてもバランスが良かったしアクションもがっつりありつつ、会話や展開は余計な部分がなくてすごく見やすいし見入る場面も多いドラマでした。

1話完結ではなくしっかり話が進んでいくのだけど一括放送(と一括配信)されていたのも見やすくてよかった。

少しだけ過去回想と過去シーン(回想とは少し違う)が入るエピソードも多いけどそれ自体は問題ない長さでまとまっていて、過去の時はわかりやすく少しセピアがかった映像で区別してあるのだけど何しろその過去がセピア色っぽい場所だったりしてその時は少しわかりにくかったけど混乱するほどではなかったです。

S1としてあるけどS2の構想はあるとしつつ続きをピックアップしてくれる放送局を探して数年という状態なので難しそうかな。
お話は一応S1で全体の流れはまとまって終わっているので続かなくてもいいけど見やすいしまた続きがあれば見たいなと思います。

過度に意地悪とかもなくて発言や関係やシーンに不快な演出がかなり少なかったのも見やすかった。
よくあるパターンみたいなものは含んでいるけどそれも許容範囲で、それが気にならないほど楽しかったのでまたあのコンビというかチームを見たい。

アトラス

5/26・アメリカ映画・Netflix

AI含め様々な技術の発達した近未来が舞台のお話。

というテーマも興味があったし、どうしてだとか様々な展開や要素、人物像、AIとのかかわりがかなり綺麗にまとまっていて見ていて楽しかったです。

近未来系は自分の好みと合わないと当たりはずれの振れ幅がどうしても大きくなるから基本的には期待せずに見ることが多く、これも期待せずにとりあえず入ったから見ようーと視聴したらいい意味で裏切ってくれた。

序盤はAIとリンクして共存するのを拒む主人公で、世界観はとても分かりやすいし主演女優のジェニファー・ロペスさんは結構この手の苦悩と孤独を抱えながらも不器用に生きるみたいな演技に定評がある(と勝手に思ってる)ので安定感があって面白いなーとか、必要以上に派手にせず魅せるところはしっかり魅せていて映像や音声のバランスもいいなーと軽くみていたらお話や主人公たちに引き込まれて行って流れも終り方も大満足でした。

お話の内容や真相とかはありがちといえばそうで、新鮮味はかけるかもしれないけどこの作品単体でかなり綺麗にまとまっているし心に残るアイテムだったりセリフだったりがさりげなく入っていて見る側が好きにそれを摂取できる感じなのもすごく好感が持てた。

AIを含めた科学技術が発展しているからこその事、とかも少ないといえばそうだけど今後生まれる可能性に思いを馳せたり、現代でも通じる人とは、機械とはっていうことから精神面まで深堀して考えたりするきっかけにもなる点があって面白かった。

何が世界を作っているのか、何が自分を作っているのか、とかいろんな面から考えるのもいろんな説を知るのも楽しい。

序盤では「~~は発展してるけど〇〇はまだ現代と同じなんだ」みたいな少しほほえましいというかもっと変わっててもよさそうに思える点もうっすらちらっとあるんだけど、まだ現代からそう離れてないからこそ違和感のない程度だしそういう細かいディテールへの作りこみが気になる乖離でもなくて本当に余計なところがないからこそ足し算も引き算も邪推もせず楽しめて時間配分から展開のテンポからとにかく見やすかったです。

インクハート/魔法の声

5/28・アメリカ映画・Netflix

少し前のファミリーファンタジー作品。

ちょうどドラマでもブレンダン・フレイザーさんを久々に見かけたので何気に見落としていたというかスルーしていた映画もみようということに。
ノリや展開が2010年前後の雰囲気なので少し古さは感じるけど期限切れというわけでもなく物語を楽しむことが簡単にできる作品。

細かく突っ込んでしまうとちょっとどうしてそうなった?あるいは設定としてその状況と展開はなりえないのではという要素も多々あるんだけど、とりあえずは誰もが知っている物語と現実世界で起きていることと不思議な力を際立たせるための演出として飲み込んでみてしまえばあとは楽しめるかと。

時代なのかわからないしお話は全然違うんだけど同じ方が主演している『ハムナプトラ』シリーズの雰囲気もなぜかちょろっと味わえたのはやっぱり物語感を強調しているからかな?とはいえ上記のちょっと気になるはそこまでひっかかるものでもなく、ファンタジーな雰囲気とか物語(書物)を、そして創造が創造ではなく目の前にあるのを出してくれているのでそういったわくわく、冒険のドタバタ感はしっかりと味わえます。

あと上記とは関係ないんだけど気になった点としては物語や登場人物を大切にしているしぶれない感じになっているのはとてもよかった分、ある人物の呼び方についてぶれが起きるのが気になりました。わからなくもないんだけどそこに対する関係性や流れとかを匂わせたり見せたりする説明がなかったのでワンシーンでもそれについての言及がうっすらあればなと感じたのと、日本語字幕での名前に違和感…まではいかないんだけどなんで?となる人物がちょっといた。
この辺りはセンスとかあとは視聴側が知らない権利とかなんとかいろんな決まりがあるのかもしれないのでもうそういうものとしておくしかないかな。

ブルービートル

5/30・アメリカ映画・Netflix

安定の勢いがあるアクションと面白さ!
気軽に見ることができて何も考えずすっきり楽しめた!

というのは大前提として、そこから抜け出さないいい意味でも悪い意味でも優等生な作品。

設定も場面も会話も反応も流れも意外性枠も驚き要素もどこかで見たことがあるもののオンパレードなので外さないけど沼る印象に残るオリジナリティや癖がなかったのがつるっとさらっとどこにも引っかからないスムーズさを醸し出していました。

たくさんの映画を見ていなかったとしても何本かスーパーヒーロー系を見たことがあればわかるタイプのあるあるでうめつくされていました。
DCシリーズの中ではMCUの中でいうならアントマン要素を含んだスパイダーマン的な位置づけ。

主人公を含めた家族がメキシコ系で、想像する賑やかで家族一体となってる感じの良さを余すところなく出しているのはよかったから家族パワーの面白さを発揮してくれています。
ただほんと、ありすぎてもはや概念ができてる枠からは外れないのでやっぱり記憶にはちょっと残りにくいかも。

一番の個性というか主題でもあるブルービートルは古代とAIが混ざったような感じで独特といえばそうかもしれないけどそれ以外の表現がやっぱりどこかで見た既視感がすごいものばかりなために薄れているし説明があるところにもないところにも違和感が残る場面がちらほら。
今後明かしていくためにというのだとしても続きを考察したくなるほどではなくてやっぱりあと一歩、どこかしら突き抜けてほしかったなと感じました。

続編はあると思うので配信されたら見る予定だけど個別でのファン獲得がんばってほしいところ。

怨み屋本舗 (Season1&スペシャル1)

6/1・日本ドラマ・スカパー!

ずっと見たいなと思いつつ登録している配信サイトにはなかったので待っていた作品。
怨み屋本舗テレビドラマ版1期全12話+怨み屋本舗スペシャル 家族の闇 モンスター・ファミリー

スカパーで放送されたので視聴。

連続放送を録画したのだけど時間をあまり意識していなかったうえに内容が予想より濃かったからか1話見た時点では普通に1時間ものだと思っていて、2話目を見るときにやっと30分番組(アニメと同じで本編は正味20分)だと気付きました。

基本は一話完結でお話の中で入ってくる依頼の最初から最後までが描かれていて、主要人物の事は全話を通して知っていく感じ。
原作とはちょっと違う設定になってる?キャラとかもいたけど個人的には許容範囲で楽しめました。

深夜放送だからか、表現が過激寄りなところもあったけどそれがないと怨み屋本舗じゃないってところもあるし家族で見ていて我が家の場合は見づらいってことはなかったけど普通なら家族でとかほのぼのと見たいときには向かないかも?

無印タイトルをシーズン1としてその後に放送されたテレビスペシャルは少し後の設定になってるみたいだけど問題なくみることができたし、スペシャル版で長かったけどドラマ版と同じ感覚で見やすかった。
この頃って結構CGとにかく入れたいみたいな演出多かったなーと謎のなつかしさがありました。

スペシャル版2とシーズン2のREBOOTも録画しているので続けて視聴予定。

ALERT 失踪者緊急警報 S1

6/10・アメリカドラマ・スカパー!

自身の息子が失踪してしまい数年経過した元夫婦のもとに、その息子が見つかったという連絡が入る事から始まるミステリードラマ。
主軸にあるのは元夫婦が働いている失踪者を捜索する警察チーム。
息子がどう過ごしてきたのか、なぜ今見つかり、誰によって誘拐されていたのかなどの謎が多い中でも老若男女の失踪事件を捜査していくのはただの警察とは違った面白さがありました。

家族が途中で見るのをやめてしまったので後半は一人で視聴したのですがミステリー好きとしては最後まで楽しめる内容。
ただ上記の設定のほかにもネタバレになるので書かないけど少しとんがった、特殊ともいえる設定なども複数入っていたので私は問題なく見れたし楽しい要素ととらえたけど複雑とかわかりにくいとか本筋に邪魔に感じた人もいるかも。

各エピソードタイトルは失踪者の名前で、それぞれの失踪事件は基本的に位置話完結で描くため、チームの仕事としてうまく言ったパターンというと語弊があるけどとりあえず一話の期限内に何かしらの形で片付いた事件を一つのチームで当たっているのでリアリティからは少し離れているのでドラマとして楽しみやすかったです。

同時に放送されていて視聴している『ACCUESED 罪の真相』とは全くの別番組なんだけどに多様な角度から視聴者が見ている感覚を得られるので、誰かに肩入れしすぎるでもなく複数の視点から見たりできて、見終わってからもいろいろと考えたりするのが楽しかった。

1シーズン10話でまとまっているのでとりあえずで見てみるのもよさそう。
『キャッスル』のコミカルな明るさはないけど『クリミナルマインド』のやりきれない重苦しさまではいかない、『CSI』よりは技術より人に寄った内容なのでその中間でそこそこミステリーや事件の謎を楽しみたい人向け。
2話見て合わなかったらたぶん全部合わないし、2話までで気になるポイントがあるなら10話までみてもよさそう。

アメリカでは現在シーズン2の放送がおわりシーズン3の放送も決定しているようなので次も一応視聴予定。

怨み屋本舗 (Season2&スペシャル2)

6/15・日本ドラマ・スカパー!

怨み屋本舗スペシャル2 マインドコントロールの罠(SP2)とテレビドラマシリーズ2期である怨み屋本舗REBOOTを視聴。

シュウの髪型、なにか…前の髪型忘れたけど前のほうがよかった?かも?と思ってたらそもそも役者さんが違う方だった。
私は記憶力がよろしくなく人物も見た目とかも同様で、これでも変化に気づいただけいつもよりすごいレベル。

ドラマスペシャル2もREBOOTも1からの流れを汲んでいる内容、ただREBOOTのほうはそれまでの話を見ていなくてもなんとかなる形になっていて少しスタイルも変更になっていました。
特にスペシャル2はこれまでの流れの仕上げみたいな部分も少しだけあって、規模も大きめで面白かったです。

REBOOTはテレビシリーズ1と同じで全12話なんだけどそれぞれの話が前後編構成になっていて2話で1つの話、1が事件発生2で怨み屋のお仕事完了みたいな流れ、さらに1と比べると怨み屋本舗を中心にしていなくてそれぞれの依頼における人間模様や怨みの内面をより出している感じでした。

そのためか1のコミカルな少し気を抜くためのシーンが少なく、また毎回きちんと怨み屋たちは出ているのにあくまで依頼をこなす存在と裏での仕事シーン+会話が少しという感じで怨み屋本舗を中心にしているというよりはそこに届いた怨みオムニバスだったので個人的には1の怨み屋本舗を中心とした感じを期待していたので物足りなさが少しありました。
深夜放送だし前もあったけど性方面の過激さを強調してたのでちょっと家族で見づらいシーンも前よりさらに増えてた、一番わかりやすいというかあからさまに表現しやすい欲だから仕方ないのだけど、怨み屋本舗ならではのいろんな欲を見たかったかも。

それぞれの出来事の内容は面白かったし、原作とは違ったドラマ用になった面白さがあって楽しめた。

ハドソン&レックス S4

6/21・カナダドラマ・スカパー!

楽しみに待っていたわんちゃんレックスと相棒ハドソンやチームの刑事ドラマ。
今シリーズも一話完結で毎回事件は犯人を明かしていく過程や活躍するレックスとその周りの人たちをライトな気持ちで楽しむことができました。

だれたりするかな?とも思ったけどそんなこともなく楽しく見ているうちに今シーズンも見終わってしまいました。
基本的にどの事件もふざけたりせずきちんとしたドラマがあり、シーズン終盤ではちょっと違った楽しさがありでどんな時もレックスの可愛さと勇気に癒された。

ただ今回はちょっと、いよいよというかドラマあるあるな展開も少し混ざっていてそれは微妙な気分だったけど終わり方からすると次のシーズンでは何かしら片が付いてるはずだからまたいい気分で見ることができそう。

トリガー・ウォーニング

6/23・アメリカ映画・Netflix

特殊部隊にサーブする女性が、父親の突然の訃報を聞き地元に帰ったものの父の死にどうしても納得がいかないことから調べていくハードアクション。

ハードアクションで間違いないとは思うものの、バトルでは大きな振りはあっても体系や地理を活かした実践的な肉弾戦があるので派手化といわれると微妙。
爆破などもあるものの全体的に他のアクション映画と比べると規模は小さめ、とはいえ日本では好まれやすい戦闘スタイルかも。

お話としてはそれほどひねりもないので一本道で進んでいくのを見守る感じ。
終始真面目で少し暗め(物理+心理)なのでスカッと爽快ではなく洞窟の出口を求めて進むような心境を楽しむのには向いています。

見ているときに少し他の事に意識を注がないと行けず途中で中断したからというのもあるけどあまり入れ込みきれなかったけど、それがなくてもそこまで心を持っていく要素はなかったかな?男性主人公だと割とある内容。
ロケーション的に夜とか暗い室内とか暗がりが多いのでジェシカ・アルバさんの美しさを堪能するにも物足りなさがありました。

途中で見るのを止めた作品

リアリティ番組など、飛ばしつつ見た作品もこちらに含めています。

ゴースト 強化能力者

4/4視聴・中国映画・hulu

中国制作の舞台は未来の韓国?序盤に設定の説明はあるんだけどその後は感じ取れスタイルでした。
まあ見ていればわかってくるのかな、と軽く見る気持ちではいたものの一緒に見ていた家族があまり見る気分ではなかったのかちょっと乗り気じゃないような発言が続いたので25分ほどで視聴終了。

十角館の殺人

4/4視聴・日本ドラマ・hulu

てっきり時代設定は現代だと思っていて、思い込み過ぎていたため違うっぽい事に気付き、家族も今はちょっと前の時代の気分ではないという事で序盤で視聴終了。
あと結構ミステリーに詳しいの前提っぽい雰囲気だったのもあって、好きな割にそんなに読んでいないから楽しさを理解できる頭と情報を私が持ち合わせていないかも、とも思った。

JUSTIFIED 俺の正義~連邦保安官レイラン・ギヴンズの犯罪捜査

4/10視聴・アメリカドラマ・スカパー!

連続放送されていたシーズン1をお試し視聴。全体の感じからちょっと私は見ないタイプのドラマかなーと思いつつ1話の序盤の雰囲気が続くなら楽しそう…と思ったらすぐに変わって最初に受けた印象の方に戻って行って、かと思えば1話の終わりごろに予想をいい意味で裏切ってくれたので2話目も視聴。
でも結局2話目ではやっぱりこっちのタイプかー、と判明したので私は脱落。

捜査官アリソン・マクリーンの事件簿 S1

6/11視聴・カナダドラマ・スカパー!

裁判で有罪判決を受けた男性の姉であり捜査官のアリソンとその家族の状態から始まる、個別の事件を捜査しつつ家庭内の問題にも向き合っていくドラマ。
序盤から重苦しく、悩める若者と大人の葛藤もあり安らかポイントが少ないまじめな内容。
個別の事件は面白そうだけど家族ドラマ(ごたごた)が今あまり見る気分ではないので1話で視聴終了。

フラッシュポイント -特殊機動隊SRU- S1

6/17視聴・カナダドラマ・スカパー!

アクションチャンネル(旧AXNチャンネル)が6月はカナダアクション特集がありこれもそのひとつとして放送されたドラマ。カナダの特殊ユニットを描いた作品。
緊迫感がありシリアスな内容なんだけど上記のアリソンと同様に人生をたどる流れの中で空気が一貫した重い作りの作品を今はそこまで見る気がしないので1話で視聴終了。
イギリスの作品だとあらかじめ静かな暗さがある作品かもと構えてみるんだけど、カナダやオーストラリア作品はまだあまり見たことがないからか、見ると予想より3層くらい重い感じの内容が多かったりするのでいろいろ見ていきたい。

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