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2024年1月~3月に見た映画・ドラマの感想

2024年1月~3月に見た映画とドラマの感想 視聴済み映画&海外ドラマ
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2024年1月から3月の間に見た映画とドラマの感想。ドラマはシーズンの最終話を見終わったタイミングで、途中で視聴を止めたものも下の方にまとめています。

極力ネタバレなしで見終わったドラマや映画の感想を自分用の記録として載せています。
2022年に見た映画・ドラマ一覧2021年に見た映画・ドラマ一覧は一つの記事でまとまっています。

2023年に見たドラマと映画の感想は複数の記事に分けているので2023年に見た映画ドラマ感想にまとめています。
2024年4月~のドラマと映画の感想はこちら。

洋画メインでドラマ・邦画・海外アニメーションもここにまとめています。順番は見た順。
作品を見た配信サイトも表記していますが常に配信されているわけではないので視聴したい人は配信中か個別で確認をお願いします。
あくまで個人の好みなので感想の長さと面白さは別物ですが何かの参考になれば。

CSI:ベガス S2

1/7視聴・アメリカドラマ・hulu

シーズン1がとてもよかったので2も楽しみにしていたところ一挙配信開始で楽しくみました。

とはいえ純粋に楽しかったのは前半だけで、後半に関しては何とも言えないというか…エピソードそれぞれは面白さはあるんだけど…。
ちょうどこの時期にミニカマンベールチーズを食べていたのだけど、家族が残りのミニカマンベールチーズをチルド室に入れてそれを食べた時の感情にとても似ていたのが後半。
チーズの外身は辛うじてその姿を保っていたものの霜でキシシャリとしたチーズに求めていない食感、味も分解されてしまい薄れていてチーズの形をした残骸のようなものでとてもじゃないけど味わえない代物になっていて、CSIベガスのシーズン2の後半から受けた印象がまさにそれと合致。

シーズンの終わりの着地点もせっかく安心感がありつつ新しい風も吹いているCSIの勢いを止めてしまっているように感じられて、期待が大きかっただけにがっかりしてしまいました。
期待せずに見れば普通に楽しかったと思うし、次のシーズンも見るつもりだけど「あーこうしちゃうんだ」という気持ちもしっかり植え付けられてしまったのでそれなりの距離を保っての視聴になりそうなのが残念…いい意味で裏切ってもらえたら。

LIFT

1/15視聴・アメリカ映画・Netflix

最近心待ちにしているドラマもなかったうえにアニメの気分でもなく映画も配信されるものはいまいち好みのがなくて…というところにやってきたのがLIFT。

割と楽しめる作品にちらほらでている役者さんが主演ということで何気なく見た所、久々に気軽に何も考えず楽しめて予想を上回る気分の良さをもたらしてくれる映画でした。

ネタバレになりかねないのでタイトルはいえないけどとあるドラマとかシリーズを見た時の小気味よさがあって、頭を使い過ぎないけどちゃんと考えられて作ってあって面白かったです。

ちょっと気になったのは一部のキャラクターや設定というか流れに偏りがあって、もしかしたら当初の予定から結構シーンが削られてるのかな?と感じる部分がありました。

続編が出るか分からない感じできちんとお話自体纏まって終わっているからどちらでもいいとは思うけど、続く前提でわざと詰め込みすぎないようにした…という感じの見せ方でもなかったから本当はもっと色々あるはずだったのかなと予想。
とはいえそういう余裕を残して終わっているので続編が出るならそう言う部分もがんがん設定や伏線として生かしていけそうなので期待。

NCIS:ハワイ シ―ズン2

1/16視聴・アメリカドラマ・スカパー!

1の後半ではそれなりに見る際の気分の置き方がなんとなくあい始めた感じだったけど2になったらまたそれがどこかへいなくなっていて、特に前半は個人的に苦手なシーンが多く挟まりちょっと苦痛でした。
何故か後半には少し和らいだものの、それを横においてもシーズン1から受けたキャラクターの設定というか変更したのか扱いが結構変わってるように感じられるやりとりや関係性が見受けられてそれもなんだか無駄にストレスでした。

せっかくのハワイなのにハワイ感を活かさない映像やお話はシーズン1で期待を捨てたのでよかったけど、人物もあやふやになってると週1で見るのはちょっと面倒に感じました。

魅力的な設定やキャラクターもあるのだから、もっとその辺りをピックアップしてくれたらいいなと思いつつ、絶対見れないってわけでもないので次も視聴予定。

グッド・ドクター 名医の条件 S5

1/21視聴・アメリカドラマ・hulu

大プッシュしていたもののシーズン4でちょっと、うん?と思い始めていたグッドドクター。

シーズン5で持ち直すかなーと思ったんだけど前半に関して言うとそのまま引きずっている上になんだかある種の主張が激しすぎてショーンが主人公である良さよりも「ほらほらほらこういうテーマですよ!!」の押しが強すぎて少し食傷気味になる感じで、最近の一般・普通・マジョリティーであることを抑え込まないといけないのか?という感覚を受けるちょっと疲れる構成に感じて1話ずつ見るのに時間がかかりました。

とは言え後半からは急にそれが落ち着いたので何があった…?と思いつつ楽しく見れました。
関係ないけどリアの服装だけなんかキャラとも場面ともあってなくて、スタイリストさんリアの事嫌いなの?と思うような感じを受けたのは私だけかな。
これも不思議と後半からはちゃんとリアらしさのあるにあった格好に変わってました。私はおしゃれとかでもないし詳しくもないからあくまで個人的に感じた事だけど、他のキャラはどんな時もTPOとキャラにあっててゲストキャラすら素敵なのにリアの衣装だけはそうなっておかしくない流れもなかったと思うし前半毎回謎でした。

とりあえず次が楽しみ。

トクメイ!警視庁特別会計係

2/8視聴・日本ドラマ・hulu

タイトル自体は見かけていたけど放送中はあまり興味がなくて、でも他に家族と一緒に見たい物がなさ過ぎてどうしたものかと思ったところでHuluで配信開始されたので見てみる事に。

最初の方はなんていうか、よくある刑事ドラマとかの衝突でこういうパターンかー…まあ他に見る物ないしくらいで見ていたら回を重ねるごとに面白くなって最終的には見て良かったと満足のいく作品でした。

一つ許せないというかどうしてもきつかったのが、ちょっと緊迫感を出したいっぽいシーンの時に使われるBGM?でピーと高周波みたいな音が鳴るのがかなり不快で話が入ってこなくなるしでイライラしました。ピーという音を使わないでってわけじゃなくて、あの音域じゃなくてもいいじゃないと。

あと、終わりの流れがああなるのっていくつかパターンを用意していてあれに決定したのかな?という印象を受けました。

あの終わり方にするのであれば序盤のかけあいとか関係の築き方とかチームの雰囲気はもうちょっと違った方がもっと引き込まれたのでは?と…だからってどんなのが良かったかと言われると難しいけど。

ネメシス 黄金螺旋の謎

2/22視聴・邦画・hulu

最初に新着で表示された時ドラマの総集編みたいなものかと思ってて、改めて確認したら新作というかドラマの後のお話のようだったので視聴。
話し忘れてるから大まかな内容を思い返してから再生したら冒頭で軽くおさらいしてくれててありがたかったです。

とはいえ、ドラマを視聴していない人には人物相関図やお決まりの部分が何なのかまずわからない厳しめの内容だし視聴した人にとってもちょっと意見が分かれそうな内容でした。
見ていなくても何となーくどんな状態で何が起こっててどうなった、くらいは追って状況としては分かる物のここまでの経緯や人物との関係性が抜けてたら結局ほとんど楽しめないかな。

で、私はドラマ視聴していたので「続きなんだー、確かに一応きれいにまとまってたけど続く事も出来る状態ではあったしその後どういう流れを経たのか気になる」と、その部分は楽しみにしてました。
私の気になった部分に関しては残念ながらすっぽ抜けていた事、新たな事件かというと事件とも言い難いのと、それが大きな流れになっているのは分かった物のなんかざっくりしているうえに、大変なんだなとは分かるんだけどこれまでの人物たちメインもサブも丸ごと扱いがひどめ、肝心の事件というか謎に関してはパズルのピースがはまっていく出もなくスッキリ感も得られず。
バトルアクションはまあまあ爽快感ありつつも他はというと、うーん。
『SPEC』シリーズ出も途中似たような印象を受けたタイミングはあったので、もしかしたらこのあと続編とかがあって全編を通すと良い唸りを上げる事が出来そうではある…のかなというのが精いっぱいの気持ち。
“なんかよくわかんない”になりがちながらも一歩突き抜けて”なんかよくわかんないけどすごい”を作るのって難しいですよね。挑戦する姿はよかったですが、そのために削られた部分こそファンが見たかった部分かな。

某黄金のあれを絡めたミステリー系は私の中で期待レベルが上がるというか厳しめの評価になってしまうのもあり、とある黄金のあれ系の洋画とかMCUにインスパイアされて2時間スペシャルじゃなく劇場版としての予算を使い入れてみたかったあれこれを詰めた…のかな?という印象だし、それでまとまりがフィボナッチ的であるかというとそうでもなくて…だからこそまだ私たちは渦の外から大味の地点に立たされていて分かっていないだけなんだよね、まだこれから収束して美しい旋律に到達して感動できるんだよねと期待を持ちたい。

今年の確定申告をしている最中における私の心境には似た作品でした。

S.W.A.T. S6

2/26視聴・アメリカドラマ・スカパー!

シーズンも5を超えたし変化もありつつ安定感のあるストーリーと迫力で満足度は今回も高かったです。

ただいくつかのエピソードに関しては、話の中心となる事件や展開は問題なく面白いのだけどそれに連なった、いわば個別エピソードのタイトルごとのテーマに沿わせるのにちょっと無理やり入れたみたいに感じられる物があったのでそれは少し残念だったです。

気にならない程度ではあるんだけどいくつか重なったり、他のドラマでもあるあるな展開だったりすると別にわざわざ見せなくてもいいのにと思うのと同時に、それのためにメインや家族などのサブキャラが問題役を担わないといけないのは今後のドラマでは違う展開や切り口をみせてほしいところ。

あるあるだからこそ共感を持ちやすい・わかりやすいっていうのは分かるんだけどそれに対しての解決策を提示してるでもないしシナリオ進行のためにただただ”めんどくさい○○キャラ”として消費されるのがもったいないというか。
とはいえこれはこのドラマが特別そうというわけでもないから、今後のドラマ全般に言える個人的な希望というものでS.W.A.T.自体はおもしろかったです。

最終エピソードのタイトルから「え、終わるの?」と思ったけど調べた所、第7シーズンである次がファイナルシーズンとなるようなので、終わるのはちょっと寂しいけど綺麗に終わってくれそうな期待もあり楽しみ。

レジェンド・オブ・ヒドゥンタウン~隠市奇聞録

2/28・中国映画・hulu

同タイトルで2作品同時に配信開始していたのでどの順番で見ればいいのか分からず検索したところ『レジェンド・オブ・ヒドゥンタウン~隠市奇聞録』が1作目、『レジェンド・オブ・ヒドゥンタウン~妖舞炎奇譚』が2作目のようです。とはいえ中国でも2作品を合わせて1枚のディスクで販売しているようなのでどちらからでもいいのかな?
一応本家中国語のタイトルと英語版タイトルではナンバリングがされていて『~妖舞炎奇譚』にはちゃんと2と表示されているみたい。
日本語版もナンバリングはそのままにして置いてくれたらありがたかったな。

検索ついでに評価が微妙?星2~3くらいが多めだったのでちらっとその辺りも見ました。
基本的にはネタバレを完全に避ける視聴スタイルを取っていますが、慣れない作品系はちょっと心の準備みたいなのをするのにさらっと見ることがあります。

確認したところ、物語の基本や特殊設定の説明が希薄だったり序盤で明かされないのと、日本の作品に慣れてる人だと物足りなさを感じる伏線だと思ったら回収されなかったみたいなのがありそう…ということでふわっと見る気持ちで見た所大正解でした。

文化の違いやその良さ、面白さ、日本作品の良さの再確認もしつつ気楽に楽しさ探しをしながら見る事が出来て良かった。
お話も雰囲気に会った内容と流れでよかったし、ソードアクションもあってサクサク進むので見やすかったし、手作り感強めだけど札束パンチで期待を下回るものより心がこもっててそれも素敵でした。

レジェンド・オブ・ヒドゥンタウン~妖舞炎奇譚

3/1・中国映画・hulu

上記『~隠市奇聞録』の続きに当たる作品。同時セット発売・同時配信で日本語版では何故かナンバリングが削られているのでもしかしたら順番関係ない感じなのかな?と思っていましたが見てみた所普通に1の後のお話だし、そのお話に関わる人物やながれがしっかり入っているのでどちらからでもというわけではなくきちんと隠市奇聞録→妖舞炎奇譚でみたほうがいいです。

2では1の後のお話で、1の事件を通した心境や状況…あれから少し経って、というところも含みつつ新たな事件と向き合う中で主人公二人の過去や周りとの関係、なぜ今こうなっているのかが少しだけ明かされてきて、それでもまだ謎は多いけど1が楽しめたなら気にならずに見れると思います。

2での事件もおもしろかったし、1より登場人物や固有名詞(人や物など)がちょっと増えるので吹き替えだけで追っていると何の事かちょっと見ながら追う時に混乱しやすいけど流れに乗って見ていればちゃんとその後に繋がっているだけなのでその場で「それなに?」「誰だっけ?」は気にしなくてOK。

アクションよりはストーリーにより重点が置かれている感じだったけど雰囲気は変わらずでまったり楽しめました。

終わり方からしてまだ続きそう…なのだけど2020年制作でその後に当たる作品は見つからなかったので制作されなかったみたい。
ゆるっと年1回放送のドラマスペシャルみたいに放送されていたら楽しいのになーという作品なのでちょっと残念。
ただ映画作品として考えると資金回収的に難しいのかな。中国の映画やドラマ事情とかが分からないしほとんど見ていないので何とも言えないけど、最初から緩く流す気持ちで見ると楽しめた作品でした。

ソニック・ザ・ムービー

3/3・アメリカ映画・hulu

公開前は吹き替え声優さんとかキャラデザとかで何かと話題を見てたのにその後は見かけなくて忘れていたら先日2が配信されているのを見て初めて続編が出たのに気付きました。

で、Huluにて1が配信開始していたので視聴。
ソニックのゲームはかなり昔に遊んだ事があるけど、コイン(と思ってたけどリング)を走りながら集めるみたいなぼんやりした事しか覚えていなかったものの問題なく楽しめました。

お話や展開に関してはよくある感じで特に驚きとかはないんだけど、昔ながらの古き良きファミリー映画(ぶつかり合いながらも理解を深め家族や友達との絆が生まれたり強まったり)もしつこすぎず入っていて、ソニックのスピード感もあってよかった。

CGとかテクノロジーももちろんしっかり入っているんだけどそういう細かい事を気にせず楽しめる作品で、ちょっと昔の笑いありのアメリカのファミリー映画(大家族系とか子供となじみがないのに子守する事になったとかスパイのためにとある家族と接触とか)が好きな人は心地良い懐かしさと共に楽しめると思う。
下品な要素もうっすらとは入ってるんだけどジム・キャリーさんの歴代出演コメディと比べたらかなりマイルドで個人的には嬉しかったし、それでいてキャラクターの個性はきちんと際立たせていて不快にならないラインがまあまあ引かれていたのも、完全に安心してとまではいかないんだけどカバーしてくれる田舎や人の暖かさ、家族のコミカルなシーンがあるから見やすくてよかった。

今もこの手の人のぬくもりを感じられる優しさがありつつそれだけじゃなくとんでも展開に立ち向かい軽やかに解決していく一般人(仮)みたいな面白い作品は制作されているんだろうけど、レンタルビデオとかでマイナー作品を発掘するような機会が減ってるからなかなか最近出会えてなかったのもあって余計に見れてよかったなーと感じられました。

2も視聴予定。

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ

3/5・アメリカ映画・Netflix

1から続いてるお話、1の終わりで続編への触りみたいなシーンがあったのでそれに連なっているのが分かる形になっていて順番通りに見るのがおすすめ。
こちらもなぜか日本語タイトルだとナンバリングが消失しているのでまだあまりシリーズが出ていなくて良かった(3が制作中?らしい)。

前回と作品の時間は少し長めに放っていてもそんなに変わらないのにさらに濃密にパワフルになっていて内容も盛りだくさんな印象。
個人的にはめちゃくちゃ楽しめて1から続投しているキャラクター達はもちろん、新キャラもよかったしお話もゲームはどうだったか忘れたけど分かりやすいし分かってなくても場面ごとに楽しめる要素があるし名作へのオマージュを感じられる展開や台詞もあったり実在のあれこれも混ぜていたりと、多分私はそんなに把握しきれていないと思うけどそれでも「これは!」と感じる瞬間もあったからゲームだけじゃなく映画好きにも面白いし、全体を通しての雰囲気がとても良かったです。
洋画の『トランスフォーマーズ』シリーズや『MCU』シリーズの序盤の未知なるものを探索するワクワクや違った存在との対面とかそういうのが好きな人達ならかなり楽しめると思います。

作中でも一瞬触れている話題だけど、それを聞いて改めて思ったのは思い切りの良い名悪役ほど引き寄せの法則って働いてるなーと。
一方でのヒーロー達って葛藤が付きまとう役回りだったり優しさや責任感ゆえに思いきる事が出来ない、今ではないと耐え忍ぶ場面も多くある…今作はそれも見事に表現しててそれも交換高かったです。

ちょっと惜しかった事を言えば、作中の出来事のいくつかは「あれ、ああなってたけどその後どうなったの」っていうのが折りたたまれずに終わってるので多分次の3で分かるのかなーとは思うんだけど一部はちらっと2のエピローグで見せてほしかった。

でも今回もすっきり楽しめてどのキャラクターも味わい深くてよかったです。気分を上げたい時とかにまた見たい作品。

ザ・フラッシュ

3/7・アメリカ映画・Netflix

DCEUシリーズ12作品目でもあり、これまでも同シリーズに出演していたフラッシュの初主演?作品。
なぜはてなかというとフラッシュの物語だけど比重は他にも大きくある上に結局それをフラッシュが包括している世界なのでなんとも。

最近はどのアメコミヒーローものもマルチバースを色濃く反映させたストーリーが多いけど今回もそんな感じ…というより、作中に出てくるエピソードになぞらえて言えばこの壮大なスケールの全てが、茹でた麺の一本に含まれる量子の一つに過ぎないとても小さな小さな宇宙の中で繰り広げられていて、そしてどこまでも無限に広がるようでいて内へ内へと広がっていく無限のウロボロスをフラッシュの中から広がる宇宙世界を通して見た…みたいな感じで面白かったです。
それに主演といってもそもそもフラッシュ自体が立ち位置として観測者とも言えてみる人によってかなり違う視点を持ったり、見るたびにそういう部分が新たに出てきて何粒も美味しいお話。

DCEUシリーズ特有のちょっと重暗いシーンも前半にあるけど、オープニングの掴みからエンディングまでの収束や掛け合いは楽しかった。

テレビシリーズのアローバース作品である『フラッシュ』を見ていた方が分かりやすいかも?と思いつつ他のアメコミ実写作品同様に全く違ったアプローチをしているので知らなくても楽しめる…んだけど、時間をかけて丁寧に説明してはいるもののマルチバースとかの展開が慌ただしいのでやっぱりフラッシュについての基礎みたいなのはドラマシリーズで知っておいた方がDCEU版のパラレルとして楽しめると思います。
DCEUシリーズを全部見てない人でもわかりやすいから単体で見る事も可能。一応の存在として他のスーパーヒーローたちも知っておいたらすんなりはいってきやすいかな。

フラッシュのファンではなくてもスーパーマンやバットマンが好きな人にもおすすめしたくなるシーンもあったし、マルチバース系は後から色々考えて楽しめるのでまあまあ好きだけど、今回は過去とは何かについて改めて考える事が出来て面白かったし、私がなぜタイムトラベルをして過去に戻りたいと思わないかの理由がより明確になる解釈のできる構成だったのでちょっと得した気持ちになれました。

それにしてもパスタって世界中で愛されている食品ではあるから話題に出やすいとはいえ、マルチバースを表してみたりイグノーベル賞が贈られたスパゲッティ問題の題材になったり宗教(空飛ぶスパゲッティ・モンスター教)になったりと、実はやっぱり宇宙を包括しているのでは…とか謎の感心を抱きました。
スパゲッティの中に世界の深淵と真理があったりするんだろうなー。
少なくとも私の世界にはそれが違和感なく理解もしやすかったのでなんとなく定着した気がする。
今人類に認識されている宇宙ひとつで、もっともっと大きな存在の中ではミクロの元素ひとつ分くらいなんじゃないかなって思ってる派なので今回の作品はまさにそんな感じで楽しかったです。

フラッシュ主導の作品も今後みたいけど出演者のごたごたが落ち着いた際にどうなるのか、その時にDCEUがそもそも体制を変えるとかでいろいろ試しているからどういう道を辿っているかもわからないし、今作はストーリーとして特殊で前にも後ろにも行かない高速世界だったからどうかな…個人的には色々見る事が出来てその後も考えたりして楽しめたから、繰り返しにならずそれでいてこの色味を保ったフラッシュと見る新展開に期待したいところではあります。

ただドラマも映画も、いつも気になるのがフラッシュのはらぺこ事情と食費と力の使用どうなってるんだろう?
食事とか消化とかエネルギーに関する事をぽろぽろいうから逆に気になってしまう…。

アイリッシュ・ウィッシュ

3/17視聴・アメリカ映画・Netflix

何となく新着作品の一覧をチェックしていたら出演者と気楽に見るラブコメっぽかったので視聴。
主演のリンジー・ローハンさんは最近よくこのタイプのキャラクターを演じる事が多い気がするけど、それが割と安心感をもたらしてくれるので謎の見やすさがあります。
子役の頃の出演作品も好きだったし、生意気な役や強気な役とか色々こなしていてどれも違和感ないのですごい。

お話はアイルランドを舞台としていて主人公の願いが叶って…と魔法(といっていいのかな?)ありのファンタジーラブコメ。
量産的ともいえる昔からある感じのラブコメなので良くも悪くも裏切らない仕上がりになっています。

アイルランドの景色も楽しめ、映像は綺麗だし流れも予想はできるもののゆったりとした気分で見る事が出来る。
ただちょっと残念な点を挙げると何番煎じかもわからない内容ではあるにしても、物足りなさというかもうちょっと作り込みというか思いを足しても良かったのでは、という展開がたまにあったところ。
せっかく脇役含め結構キャラ作りがしっかりしてるからもっと魅力を炸裂できる場面が欲しかったし、肝になっている願いが叶ってしまった…からの何故とか関係者の細かい部分がわりと雑なのと、恋愛の面においてもせっかくの機会をそのまま使用するだけでいいのにちょっと無理がある感じを足したために全体のロマンスがぼやけてしまってるような印象も受けました。
とはいえこの手のラブコメはまあこんなものだから、純粋に主人公はどうするのかだけを流れとして楽しんだりそんなにこの手のお話を見てない人なら新鮮でいいかも。

レジデント 型破りな天才研修医 S6(完結)

3/19視聴・アメリカドラマ・スカパー!

ファイナルシーズンを迎えたレジデント、途中までは終わる予定じゃなかった?のかもしれないけど〆はとても綺麗にまとまっていました。

終わってみればレジデントのお話というよりチャステイン病院物語という感じでした。
終わり方は確かに綺麗だったし異論もないのだけど、ここで終わりと考えると序盤のつくりからずれていたので初期のサスペンスみたいな感じが好きだった人からするとジャンルとしては変わってないはずなのに序盤から得られる内容からは変わってしまったような寂しさと(でもスライドしていく様は他より見事だったので違和感なく受け入れやすかった方が大きいとは思います)入れ替わりの多さと、特に後半になってくると応援や見ているうちにある種のバリアみたいなのができてしまうため追いかけて視聴する対象がいなくなるので良くも悪くも心残りがなく終わったといえるかも。

当初やりたかった物語から、役者や関係者、世情の関係から変えざるを得ない事も多々あると思うけどそれを乗り越えつつなんとかなった部分は本当に立ち回りが綺麗だったのだけど、それだけに逆に「いるのに都合により空気」「登場させたけどいなかったことになった」みたいなちょっと不遇なポジションになるキャラも少し気になりました。
メインキャラクターが、というわけではないんだけど個人的に好きだった名脇役が台詞もなく終わりに絡むでもなく空気だったり、印象的に登場してこれからもいそうな人がどこいった?みたいになったりと、主要人物とはちょっと扱いが雑だったのが重要な部分での立ち回りのうまさで綺麗に見せている分、他(一部メインも)はぽいっとなきものみたいに投げてるようなのが逆に気になったみたいな。
とはいえ掃除前の部屋より掃除した後に落ちてる一本の髪の毛が目立って気になる程度の感じなので終わりが分かっているうえで最初からマラソン視聴する分には問題ないかと思います。

後半の楽しみといえば個人的にはジジのみでした。
リアルの世界と事象やらをリンクさせてるタイプのドラマ(最近だと特に医療)は、何かあった時の立ち回りは凄く考えさせられるというかリアルの世界を折り混ぜすぎない方が続けやすいんじゃないかなと感じられる数年でした。
作品ごとに対処が違っているけど無理やりっぽいのも多かったので、不測の事態も対処しきれない要素が結構あるものだしリアルに負けて倒れるよりも流行りや風潮を取り入れる程度にしつつフィクションの良さを活かして波に乗って欲しいです。
その方がある程度きちんと「フィクションですよ」を強調出来る気がします。

イコライザー S3

3/30視聴・アメリカドラマ・スカパー!

シーズン2では様々な対応があったせいか微妙な印象を受けていたけどそれでも楽しみにしていたシーズン3、前のシーズンよりは迷走感が少なくてその手直しというか軌道修正をしっかり丁寧にしていた感じのストーリーながら毎回楽しめました。

とはいえ前半はその修正のために少し重苦しくなりがちなテーマもまあまあそれなりにあったのでワクワク気分は少なめ、その辺りが解決した辺りからは徐々に本来の雰囲気を取り戻している感じがしました。

後半もまだ影響は残っているんだろうなとは感じられるもののそれよりもうまい具合に「さあ、これからどうなっていく!」と期待を持てる話が多く、これからは知ったメンバーだからこその改めての流れを見ていけるような仕切り直した感じで楽しめました。

一部キャラクターの出番が少なかったのはうっすら気になった物のそれも意識して気になるという程度だったしちゃんとその不安?みたいなものをくみ取って回収してくれていたので見やすかったです。

お話はばっちり続く形で終わったので直ぐに調べたら現在アメリカでシーズン4が放送中のようなのでそれも安心したし、日本での放送を楽しみに待ちます。

駐在刑事 S1・2021・2022

3/31視聴・日本ドラマ・スカパー!

テレビドラマ→2021年特別版→2022年特別版と視聴したのですが2022年で違和感があり「あれ?」と思って調べたらこれで全部ではなくむしろ間にテレビドラマシリーズのシーズン2と3があったしまだ続いているようで、スカパーのホームドラマチャンネルで録画したんだけど私が気付いた3月の放送ではS1とドラマスペシャルの2年分のみが放送されたみたいで、基本的にスペシャル版は一話完結とはいえ順番通りに見たい私としては残念でした。
諦めてそういうもの、として見はしたけど登場人物の入れ替えや知らない人がいたりとイマイチそれだけでは補えない部分があると順を追ってみたいので他のエピソードやシーズンも放送されたら改めて視聴予定。

シーズン1の感想としては、こういった日本の少し田舎を舞台にしたゆったりしたドラマは今後も廃れないでほしいな…と感じる良い作品でした。

お話も基本は1話完結だけどシーズンを通しての出来事もありつつ綺麗にまとまっているし、日本人らしさとか土地のよさとか、もちろん普通に生活していたらそういう面ばかりじゃないしそもそも話の中で殺人事件とか起きているわけだから穏やかとは言い切れないんだけどその対処の仕方とかに温もりが感じられていいです。

今だとちょっと前には普通に放送されていたようなドラマでも”作ろうと思えば作れるけど一部の過激派への対処や配慮バランスの調整が面倒だから避けるのが無難”みたいなテーマのものも日本では昔からあって、ほとんどの人がフィクションとして楽しめたのに今は色々絡めて考えすぎる程度に考えてそれでも失敗すると損が大きいけど上手くいってもそこから発展するビジネスとしての大成功はない、みたいものは挑戦すること自体がかなり難しくなっていて世に出せたすばらしくあれるはずの作品が沢山ひっそりしまわれていってるのは物悲しいです。
で、そんななかでバランスを取りつつ日本の舞台や人柄を取り入れて見やすい仕上がりにしてるのがとてもよかった。
こういう作品は見ていてほっとするというか、これを見てほっとできる場所に属している事がまたうれしく感じられる。

なのでまだ見ていないシーズンも見たいし、続きもまた放送されるなら見たいです。

途中で見るのを止めた作品

リアリティ番組など、飛ばしつつ見た作品もこちらに含めています。

ア―クティック・エア~北極圏のスカイ・ミッション

2/15視聴・カナダドラマ・hulu

AXN改めアクションチャンネルで放送されていたのでタイトルからもてっきりこの前みた『DEP重大事故捜査班』シリーズみたいな感じかと思っていたけど、ヒューマンドラマ色が強かったのと、盛り上がりそうで盛り上がらない感じが私には見るテンションの持って行き方が合わない作品そうだったので1話で視聴終了。
家族も画面見ずにスマホゲームして私より内容把握してなかったけど「面白かった」というので家族用になりました。

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