2024年7月から9月の間に見た映画とドラマの感想。ドラマはシーズンの最終話を見終わったタイミングで、途中で視聴を止めたものも下の方にまとめています。
極力ネタバレなしで見終わったドラマや映画の感想を自分用の記録として載せています。
2022年に見た映画・ドラマ一覧と2021年に見た映画・ドラマ一覧
2023年に見た映画ドラマ感想
2024年1月~3月に見た映画・ドラマの感想はこちら
2024年4月~6月に見た映画・ドラマの感想はこちら
2024年10月~12月に見た映画・ドラマの感想はこちら
洋画メインでドラマ・邦画・海外アニメーションもここにまとめています。順番は見た順。
作品を見た配信サイトも表記していますが常に配信されているわけではないので視聴したい人は配信中か個別で確認をお願いします。
あくまで個人の好みなので感想の長さと面白さは別物ですが何かの参考になれば。
- ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー
- FBI:インターナショナル S2
- シッコウ!!〜犬と私と執行官
- 演じ屋
- 演じ屋 Re:act
- KINGDOM 運命の炎(実写映画第3弾)
- 法医学医 ダニエル・ハロウ S1
- 戦力外捜査官(ドラマ&スペシャル版)
- 御社の乱れ正します!~御社の不倫の件~
- オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル S3(完結)
- クリミナルマインド エボリューション(S16)
- 絶対零度〜未解決事件特命捜査〜
- ザ・ユニオン
- 理想偽装の夫婦
- バッドガイズ
- NCIS S21
- 管理官キング
- 弁護士のくず
- ペットドクター花咲万太郎の事件カルテ1・2
- 駐在刑事 Season2
- アグリーズ
- モニター 監視員ハンナの捜査
- 途中で見るのを止めた作品
ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー
7/7・アメリカ映画・Netflix
ビバリーヒルズ・コップシリーズまさかの4作目。
エディ・マーフィーさんの作品は全盛期のころに作品はビデオやDVDをレンタルしてかなり制覇しているので見たことがあるのは確かだしテーマ曲もアレンジされていたけど聞き覚えがある、ただ内容はしっかり忘れていてそれでも大丈夫だろうと視聴。
前作を知らない・見ていない状態でも問題なく楽しめるし覚えていたら関係性がわかってさらに楽しめると思います。
何しろ往年のスターというとあれだけど、当時も有名今も有名な役者さんが大勢出演していて何とも豪華。
数十年来のちょっとした同窓会を見ている気持ち。
作風もあえて当時の雰囲気を意識した映像や流れ、セリフを現代でも問題のない範囲で上品にまとめ上げているのにコメディとしてしっかり笑わせてくれる古き良き無茶苦茶やってのけちゃう軽快警官コメディを現代のエッセンスを加えつつ違和感なくしてある。
ずっと代替わりがないとか無理やりねじ込む配役とかではなく、年配といっていいものかわからないけどエクスペンダブルズシリーズやこの作品みたいにベテランや熟年のヒーローにフォーカスを当てた作品は遊び心があって好きです。
中には話題性や当時の人気や売り上げを呼び戻すためにしぶしぶ集まったみたいな作品やとにかく引き延ばして続けてるけど当時の情熱や愛情がないビジネス的な目的に作られてしまう作品もたまにあるけどこれは全然そういうのを感じなかった。
年を重ねてさらに役者としての味に深みが出ている人が多く、それでも全力で演じるのを、周りも作品作りを楽しんでいるのではと感じられる作品でとてもよかった。
こういうリブートというか、久々の新作系は今後もみたい。
言葉のチョイスや終わり方もそうだし、とにかくずっとシリーズ初期からの雰囲気にリスペクトと重点を置きながらも世界の明るい楽しい部分というと語弊があるけどその楽しく今をそのキャラがしっかりこれまでと変わらず生きている感じを見せてくれるのもとてもいい。
FBI:インターナショナル S2
7/9・アメリカドラマ・hulu
1がなかなか面白かったのでそれなりに期待していたシーズン2。
ただ懸念としてはオリジナルと、Most Wantedで出てたこのシリーズの癖みたいなのがあまり出ないといいなと思っていたら中間に少しあって迷ったけど自分が苦手というだけでMost Wantedのシーズン3ほど拒絶反応も出なかったので継続したら早くに終わったのでよかったです。
この作品はチームとしてのお話だけど一応メインの位置づけであるチームリーダーのスコットがちょびちょび不在で、作品の中での違和感とかはなかったのだけど役者さんが降板してしまうのか?とはらはらしつつ調べずに視聴。
シーズン後半ではいろいろ進展というか展開があって続き方も気になる感じでまとまっていて振り返ると楽しかった。
このシリーズで結構あるのが“特定のキャラを苦悩させるためにそのキャラの設定を湾曲または一時的に崩壊させる、ほかのキャラを持ち上げるために別のキャラが貶められるけれどそれで持ち上げるはずのキャラの株が視聴者側で上がらないしだれも特はしない気まずさだけ残す着地点に向かう”みたいなの、Most Wantedやオリジナルでもあってそれがどうにも苦手。
監督さんか脚本の方がそういう感じを得意としてるんだろうけど多い。
あと尺稼ぎみたいな間をもたせるためだけ(という印象のほうが幸せそう楽しそうより強い形)にねじこまれる恋愛とラブシーン。
どの事件解決系の作品もチームの人となりや関係や交流や成長があった方が好きだけど、このシリーズではなんかとにかく入れるみたいな形がいまいち好みと合わないのでいっそ控えめがいいなと感じてしまいます。
でも次のシーズンも見る予定。
オリジナルはみないけどMost Wantedも前のシーズンはどうにもだめだったけど次はまた変化があるようなので視聴予定。
シッコウ!!〜犬と私と執行官
7/13・日本ドラマ・Netflix
家族に一緒に見ないかと誘われて視聴開始した日本ドラマ。
執行官のお仕事というのを全く知らなかったし犬はなぜ??と思いつつ1話見たら面白くてはまりました。
ただ『怨み屋本舗』とか見た後だったからなのか、ドラマなんだからリアルではないんだろうけどなんというかいろんなご家庭の事情からそこに行きつくまでの経緯が「ん?」ってなるケースもありました。
けどまあひどすぎるケースとか重すぎるとドラマとしてやっぱり見続けるのがつらくなることもあるからこのくらいでちょうどいいのかなとも。
正しいことを言っていてそれに基づいた正しい行動をしていても結局はそれぞれの信念や正義によるところで、常に中立で考え、考えるけども中立を選び行動する仕事は難しそうだった。
登場人物の組み合わせや性格も序盤こそベタさがあるけどそこからどんどんいろんな一面を見ていけるようになってお話としての人物の新しさもあって、反応や掛け合いがこのキャラクターたちだからできる独特の面白さが脇役を含めてありました。
ただとある要素だけががっかりポイントで、それに気づいたときに思い出したのが『家売るオンナ』でも似たキャラの使い方でがっかりした覚えが。
どちらもお話は勉強になるし考えるのも楽しいから見るのをやめるレベルではないんだけどお話に必要ではないというかなくてもいいような部分での要素なので、個人的に残念だった。
続編をやるとしたら減ってるといいなとも思うけど一度入れてなかったことにできるものでもないからなくすのは逆に不自然になるし無理かな。
演じ屋
7/13・日本ドラマ・hulu
漫画原作の30分ドラマで全6話とかなりコンパクトにおさまっていて見やすかった。
演じ屋を生業としている人たち、その中でもキャラクターの焦点を絞ってお話が進行していくのも意識があちこちに飛ばされる心配がなくわかりやすかったし一話完結のような見やすさがあるのに全体を通して進行していくお話がおもしろかったです。
人やその縁のありかたとかも少し考えさせられつつ、ちょっとスカッともできる。
『怨み屋本舗』をみたあとだったので比べるとかなりさっぱりとした感じで重めのエピソードや復讐とかも描かれたりしているんだけど怨み屋本舗とは違ったテイストと切り口なのでどちらも住み分けされていて楽しめました。
続くけどこのシーズンとしては6話目でいったんの区切りがついていて、その終わり方もあの絵面でこのさわやかさが出る事ってそうそうないなと謎の感動もあってよかった。
暗すぎず、人情も扱いつつ人の好さだけでは押し切れない所も人の悪さも時には思いがけないところで役立つところも、人は一人のつもりでも一人じゃないところも、全部まとめて良い人間ドラマだなーと。
こちらの最終回とシッコウ!の最終回は同日にみたのだけどそれぞれがヒューマンドラマでありつつどちらも違ったメッセージ性があって一日で二度違った楽しさを得ることができてとてもよかったです。
演じ屋 Re:act
7/16・日本ドラマ・hulu
1期に引き続いて全7話とこちらもコンパクトな2期。
1期よりもさらに話がきれいにすっきりとまとまっていた気がしました。メインとなる話は2つでどれも違和感なくきれいな流れで進んでいくのが見やすかった。
1期と比べると演じ屋のしかけによるすっきり感は少なめかもしれないけどしっかり入っててそれぞれのお話もきちんと作られていて楽しかったです。
まだ掘り下げていける余地がめちゃくちゃあるしそれぞれの話も面白い、関係性も見ていて心地よいし1期よりも引っ張る感じが少なくさらに見やすかったし、演じ屋のみんなが暴れる姿ももっと見たいので続きがまた放送されたらいいなーという気持ち。
あと、1期のようなエンディングを少し期待していたのでそれがなかったので物足りなさが少しだけ。
KINGDOM 運命の炎(実写映画第3弾)
7/19・日本映画・hulu
なぜかこの3番目が実写映画の最終だと勘違いしていて、となると今回のエピソードは少し見るのに心構えが必要かもと思いつつ結局配信から割と早い段階で視聴することに。
見ている途中で「この時間内であの流れ全部入るのかな??」と思って調べたら第4弾である次の『大将軍の帰還』が集大成の作品となっているみたいでしかも上映中だった。
上映はあまり情報を入れないようにしているのもあってまったく気づかなかったけどそれなら納得という進行で続きを視聴。
アニメと比較するともっと後に知ったエピソードが早い段階で入っているのもあり今回はどちらかといえば調整会というか、次に来るラストに向けて力をため込んでみる側も気分を盛り上げていく段階という感じの内容。
主人公にとっての第一段階ともいえる、ある種の終局と勘違いしていたのもありそれと比べるとあっさりと終ったので良くも悪くも心に残る部分が少なめというか予想していたよりアクションや進展も少なめ、でも実写映画だけを見ている人にとっては必要な内容がギュギュっと詰まってる感じで面白かったです。
法医学医 ダニエル・ハロウ S1
7/24・オーストラリアドラマ・hulu
検視から始まる事件解決系で、役者さんも好きだし話も面白そうと期待して見始めたものの、思ったより暗いし毎回続く謎も集まっていく過程がなんというかだるい。
個別の事件は面白いのに何かがしっくりこなくて、なんというか話は面白いけどこの役者じゃないほうがより話の重みを楽しめるのでは?
この役者さんを使うならもっと違うキャラクター性のほうがいいのでは?
と、どちらも素材はいいのにいまいちそれがかみ合っていなくてどちらにも微妙にマイナスをつけているような感じを私は受けました。
ただそれも最初の8話で、シーズンラスト2話で回収されていく内容でようやくしっくり来た感じがあるのだけど、そうなってくると組み合わせもよかったのだとして全体を通して惜しかった点はシーズン通して引っ張っていく謎が明かされていくタイミングや過程がいまいちという感じ。
『メンタリスト』シリーズとかみたいな面白さがあるのにそのあたりの見せ方、情報の出し方が変わっていたら役者さんもシナリオももっと活きたのでは。
と強くそう思うのは何度も見るのをやめようと思いつつ最終的には見て良かっただけに離脱しやすいポイントがもったいないと感じられたから。
今シーズンでの気になる点は片付いた?ので続きはどうしようか迷うところなのだけど、続けて放送されているのでもう少しみてみる予定。
戦力外捜査官(ドラマ&スペシャル版)
7/30視聴・日本ドラマ・hulu
キャリアの警部が捜査一課で現場を経験するコメディドラマ。
序盤は面白くて気楽に見れるし、事件とそれに絡めたなぞなぞがどうなっていくのかを見るのが楽しかったけど後半からは少し失速というか序盤に感じた楽しさを追い求めてるうちに終わっていく感じで少し残念でした。
でも家族は最終回やスペシャル版も楽しく見ていたから好みの問題とは思う。
なぞなぞも序盤での出し方と途中からの出し方が何となく雰囲気が変わったり、人物の役割などの入れ替えがあっても本当に入れ替えただけみたいになっていたり、メインや脇役も魅力的な設定や個性があったけどそれとなく出している雰囲気がどこにも向かわない何も意味がないみたいな落としどころになることが多かったのも少し残念でした。
かといってすべてが失われているわけでもないから見るのをやめるほどでもなく、ただ最初に受けたコンセプトやテーマを期待して見続けていたら、あれ?となったので作中でのなぞなぞ同様の見方受け取り方を変えてみた方が気が楽な感じ。
メタ発言や役者さんに絡めたネタはそういうものとして楽しめるけど、作る側の出したい、やらせたい、言わせたいを優先してお話のキャラクターとしての在り方や人となりを崩してしまうのはちょっとな、と思う。
あと10年以上前のだからしかたないかもしれないけど、なんとなく無意識の悪意みたいなのがたまに顔を出すのもそういう作品とかならともかくそうじゃないだけに、メタやネタがある分余計目立った感じがした。
とはいえ何かしらの作品を作るって、色々な手が加わっていて作り上げて形となってみることができるってすごいことだなと再確認もできた作品。
御社の乱れ正します!~御社の不倫の件~
8/2視聴・日本ドラマ・Netflix
1話20分前後、全8話のショートドラマ。復讐系というよりは制裁系という感じかな。
怨み屋本舗の不倫限定で社内の風通しを良くするし個人ではなく会社相手のお仕事なので怨み屋本舗とは違ったさらっとしたドライさと展開で違った面白さがあった。
ひとつのエピソードにつき2~3話消費するので件数は少なくあっという間でした。
それぞれのケースも描かれているし、その仕事をしている人たちにも謎というか何かがあるって感じでまだ続いてもよさそうな展開。
ちょっとその何かある…への流れがしつこく感じる時もあったけど何しろ短いドラマなのであっという間に流れていくから気になるほどではなかったかな。
ただ思ったようなすかっとより「これで全部の風通しが…?」と現実的にいけるのか感じる時もあったり、逆に現実味がある感じの結末が多いから個別の爽快感は控えめなのでちょっとケース自体にもやっとする気持ちのほうが少し多めに残る事もあるかも。
続きがあったら見たいような、そうでもないような。
というのも一緒に見ようと誘ってくれた家族がうっすらイライラしながら見るので解決してもスカッとしてる感じでもなく、ちょっとそのエネルギーがストレス。
オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル S3(完結)
8/3・アメリカドラマ・スカパー!
シーズン1から様々な変更を余儀なくされてきてはいたものの華麗な切り口で乗り切っていたものの、ファイナルシーズンとなる今回は個人的には少しがっかりでした。
というのも初の黒人女性判事の新米判事生活を楽しくもしっかり描いていくスタイルだった序盤の流れをそのまま期待していたからです。
1のころから時折あれ?と思うのはあったのだけど、チームとしては新米判事よりメロドラマがやりたくてそっちに隙あらば持っていこうとしていて要素を入れてはちらちらしてくる感じがあって。
2で少し濃くなったけどそれ以上に時期的に黒人の命の尊さ主張と感染症の爪痕的な要素が多かったからまだメロドラマになり切れず今シーズンでようやく念願かなってみたいな感じでとにかく登場人物の恋愛生活の事ばかりやたらと盛り込んでいて弁護士とかが担当する事件とか、その関係者の話、ローラの判事としての決断もあるけど序盤と比べると明らかに私生活の恋愛の苦悩みたいなのが盛り込まれまくってて事件の事はおまけだけどまじめにやってますみたいな、テーマが変わってる感じすら受けました。
でも1の時から「ん?」と思う、そっちにもっていきたいなーみたいな匂わせのような雰囲気はあったからそっちに転んだというだけだから単純に期待していた内容と制作側がやりたいないようが違っただけなので好みの違いですね。
主演キャラたちがかかわる単発のケースや連続したケースもあったり事件もあったり、それはそれなりに楽しかったし最初からこの比率だとわかってみれば普通に楽しめると思います。
フィナーレでもある最後はまた復活してもいいようになのかわからないけど、ちょっと記念的な内容でもありつつそのいい場面を区切りにあっさりぷつっと終わらせた感じで物足りなさがあり、でも何かが気になるって終わりでもなくしめているだけいいかも。
結局のところシリーズ途中で去った登場人物、途中から参加した人物、役者交代になった人物といるけどローラ含め全員が当初のローラ・コースターからは振り落とされてしまい、空のコースターを見たでも振り落とされコースアウトした人を見たでもなく、メロドラマとその盛り上げ要員になれない人は主演のローラも他もモブみたいな振り分けになることが多くせっかくの魅力を発揮できずにいたのが残念。
ファッショナブルな面では大体のエピソードが目で楽しめました。
クリミナルマインド エボリューション(S16)
8/8・アメリカドラマ・スカパー!
終了したと思っていたら正式な続編としてシリーズが続いていた復活シーズン。
エボリューションとタイトルに追加されてシーズンとしても連番の続きから。
話ももちろんこれまでの流れを汲んでいてパラレルとかでもなくその後のお話。
残念ながらこれまでの功績からは少し落ち目となっていて当時のメンバーは散り散り、BAUはまだ完全に撤廃されていないものの予算も権限もなく壊滅状態…というところからのスタートで、再始動や再起動までいかずそれに向けての整備やボタンを押す作業がこのシーズンという感じでした。
エボリューション、進化というだけあってなにもかもそのままというわけではなく今回からは多少スタイルに変化もありフルエピソードではなく1シーズン話10前後でさらに一話完結ではなくシーズンを通して一つの連続殺人事件を追っていきます。
ドクターリードなど出演しない人もいるけれどそれぞれに理由がありこれまでの流れはしっかり表しているのでさみしさはありながらもこれまでもメンバーの入れ替えは行われているロングシリーズなので違和感もなく、今の状態が反映された中での捜査や関わりが慣れ親しんだBAUのプロファイリングに新しい変化をもたらしていて面白かったです。
シーズン自体も連番の16なので、ここからあらためて見始める人は少ないかもしれないけど、どちらかといえばこれまでを知っている人向けの内容。
人はなかなか変わらないしBAUはこれまででもある意味で完成している熟練プロの状態だけど、ギャップや新しさを入れるために何もわからないド新人キャラを入れて空気の入れ替えをしない所が割と好き。
ド新人が配属される場所でもないけど、NCISとかもメンバー加入や入れ替えで何かしらの知識や経験は持っている新人はくるし説明や教えたりするシーンはあるけど何もわからなさすぎる人に教えていくみたいなポジションは入れないところが何気に好きです。
その素人新人的な役割を担ってるのが内部をわかっていない別部署や別部門、あとはあちこちで捜査する系ではありがちな地元警察とかFBIとかCIAとかキャリアとかが壁になったりするのだけどこの調合とかの話への絡め方が上手というか、クリミナルマインド内ですらこれまで何度も見ているしあるあるなんだけど飽きさせない感じで面白い。
一話完結ではないので追ってみるのが気分によっては疲れるかも?と思ったけどそんなことはなく、むしろ追いかけているからこれまでの一話完結スタイルみたいに予期せずとんでもなくどんよりした気持ちでやりきれなさを抱えて見終わるエピソードにぶちあたるのがかなり少なく、24話追っていたらだれたかもしれないけど10話だったので見やすかったです。
で、一応の形で終わったけどもちろんこれで終わりじゃないという流れから、待ちきれないって程じゃないけど続きが楽しみと思えるようにさくっとしめられていたのでまた次が入ったら見る予定。
絶対零度〜未解決事件特命捜査〜
8/14視聴・日本ドラマ・スカパー!
まだ殺人事件に時効があった時のドラマ、捜査終了してコールドケースとなっている未解決事件の新たな証拠や証言により再捜査をする未解決事件特命捜査対策室のお話。
事件は一話完結のスタイルで過去の事件の再捜査を行う中で見えてくる事件の真相を個性豊かな匿名捜査対策室のメンバー、中でも新米の桜木を軸にあてていて事件を一緒に追いかけて謎が紐解けていくのは面白いし、基本的には感動的だったり解決することで事件の内容は様々だけど後味としてはやりきれなさよりはさわやかな気持ちになるものが多いので見やすかったです。
時代だからというにはなんで?と思うくらい喫煙やたばこを絡めたシーンがあったのは謎。
それと個人的に上のクリミナルマインドでも書いたような「素人新人」を際立たせているのでそれがちょっとネックになるかと思ったけどあくまで刑事らしくなさを持つ桜木ならではの事件の見方がいい感じになっていた回が多い。
けどやっぱりそれを際立たせるために主人公がかわいそうだったりかえって先輩たちを中心とした周りが無能に見えたり(だからといって主人公が有能に輝くでもない)、というどちらも場面もちらほらあった。
テレビシリーズで言うと1シーズンとSP版を続けてみたところ、SPはてっきりテレビで2時間スペシャルとして放送されたのかと思ったけど微妙な3話くらいの構成?なうえに続く終わり方をしていて、ちょっと戸惑いました。
シーズン1としては綺麗に終わっていてそれのスペシャル版という位置づけというよりはシーズン2を開始するにあたっての序章みたいな内容?アイキャッチもなんだか作風と違和感があるし結局のところ1から期待したチームがまとまっていくとかそれぞれがマッチしていく感じはなくわりとばらっとちぐはぐっとした感じと主人公の深堀がなく終わっていたのでここからが本番なのかな?とも思える流れでした。
下に書きましたがシーズン2のはじめで見るのをやめました。
ザ・ユニオン
8/22視聴・アメリカ映画・Netflix
スパイコメディとあったけどシリアスってわけでもないけどコメディ感はかなり薄めでした。
見ている時点ではコメディとついているのを知らなかったので特に何も思わず見たけどコメディ要素を楽しみにしてると肩透かしを食らうかも。
お話としてはそれほど意外性とかはないけど「え、もう?」みたいな展開はちらほら。
アクションや魅力的なキャラクターの立ち回りとかは見ていて楽しかったです。
見終わったときにそれなりのさわやかにさっぱりというかすっきり感はあり、気楽さと見ごたえはしっかりあったしまたこのメンバーのお話を見たいなーと思える作品でした。
見終わったときにふと思いだしたのが“LIFT”。
お話とか全く違うのであくまで見終わった時の感覚のようなものが、ということ。
昔からあったのかもしれないけど何となく受ける印象で「人気出たら続けてもいい試し打ち」みたいなのがちょっと出てるような。
漫画とかでも人気が出たら連載になる読み切りはあるけど、それも“人気次第では連載あり”を前提としたアンソロジーだと連載を見据えた読み切りとは違った雰囲気がある作品がまあまあ入っていて、最近の映画でも何となくそんな感じを受けるというか。
もちろん、採算がとれたり人気が出たら続けてシリーズにしたい作品はたくさんあるしむしろ今はそれが当たり前だとは思うのだけど、それゆえに単発になった時のせっかくの魅力のもったいなさ、なのにまずはの試し打ちだからという削られて結局引付が足りなくなるような浅いところがちょっと見えてしまう部分みたいなのが浮き彫りになりがちというか。
言っててよくわからないけどそれでもたくさん作品を見たいからいいといえばいいし続編を楽しみにしたい作品が増えるのもうれしい、好きと思える作品に一つでも多く出会える形は嬉しい。
でもそれに気持ちが行き過ぎているがゆえにぺらくなってる部分が逆効果になっていたりするともったいなさが増すというか。
理想偽装の夫婦
8/25視聴・日本ドラマ・Netflix
絆や愛情について感動できるシーンもあり笑えるシーンもありのドラマでした。
ただいいなーと思ってたのは前半まで。
そして見るにしても8話で見終わっておけばよかったと感じた作品。残り2話を見ないのも、と見たんだけどやめておけばよかった。
主人公の活躍をもっと見たかったし、序盤の“現在の素の彼”がなくなったのも残念だったラスト2話もなんか、当初からの流れでいくと違和感というか思ってた感じと違う落としどころだったってだけではあるけどせっかく作り上げてた形がなんか、砂のお城が完成したと思ったら写真を撮ったり眺める間もなく速攻で波にさらわれてしまったのを見ちゃった感じでした。
まあ当初からうーん?と思う部分もあったけど10年くらい前の作品でのセクシャリティを扱った作品だしこんなものといえばそうかも。
個人的にもやっとしたけどそれも自分にとって学びなのかも?と収穫にはなったのが話の中でほぼ毎回出てくるゆうちゃんという女の子。
終始ゆうちゃんは「変な子・変わった子」という位置づけにあり、本人がそれを聞いたりする場面もあるんだけどみんなあくまでゆうちゃんは変わっているを前提としてその存在を受け止めていて、環境やら何もかも違うんだけどゆうちゃんの行動心理とかにシンパシーを感じていた私は「変じゃないって思う人が一人もいないし、そもそもゆうちゃんがああしなければならなかった、っていう状態にならなくてすむような社会になってほしいんだけどな」と考えたりしながら見ていた。
変ていうのはかなりオブラートに包みつつちょっと変わってるかもしれないけどそれも個性、ってまとめかたで、そのレッテルで片づけた上に一応お話の流れでの問題は解決しているんだけどだれもゆうちゃんの心のケアや、じゃあどう受け止めてどうしていけばいいかみたいなのを寄り添う姿勢はなかったのもさみしかったけどそもそもゆうちゃんのドラマでも子供の精神に焦点をあててもいない話の流れの必要なキャラクターって程度だから仕方ないか…と。
すべてがそうではないし気づきにくいのもわかるけど変わってるや反抗期って言葉で片づけられてきちんとケアやサポートされずに育ってしまう人は減ってほしい。
あまりにも言うのと、たまたま自分の過去や幼少期の写真を整理したりしている時期と重なったのもあって「てことは自分も変だったし今も変化がないから成長はなく変てことかもしれない(思い当たる節もある)」と考えるようになった。
今までは自分の行動や心境には理由があったのに周りには伝わらなくて怒りを抱えることが小さいころから多かったけど、なぜ周りは理解してくれないのかどうしたら聞いてくれるのかと思ってたけどそれも含めて結局のところは自分が世間一般と比べると変わっている、この作品でいえば個性ってこと?と。
ある種ポジティブに自分は変わっている部分がある、と思っていたけどそうではない部分は変わっていると思っていなかったからそれらも変わっていた/いるのだとしたら?と考えるようになって、まあそれで変わっているんだったらじゃあ自分は何ができてどうしていきたいかを考えていくしかないか、と思うようになったのでそれは収穫。
といっても結局のところは人とある程度の心の距離を置くのが自分は楽、理解は時間と努力でも深まらない場合がある、どんなに近しい存在でもそういてほしい存在でも自分にとってすごいとか大きな存在だったとしてもしょせんただの人間だし限度がある、過去の傷をつけた当人に見せて認識してもらったとしてもその人には大抵癒せない、理解を得られないという面も受け入れていく、過去の人の印象は変えられないし後悔はかかわる人が変わると結局覚えているのは自分だけ。
そういったことを踏まえてではどうしていけばいいか、自分の世界は自分で始まって広げるのも狭めるのも自分次第、どうしたいかを自分の中で考えていくのがいい。
とかいろいろ、大した変化もないけど自分の中で区切りが少しだけつけやすくなった物事、今後の考え方をどうしていくかとかの指針もできたのでいまだにその程度しか学べていない成長ともいえない微々たる学び市化できない自分がいやになることもあるけど私にはためになる作品でした。
バッドガイズ
8/28視聴・アメリカ長編アニメーション作品・Netflix
人間と同じ暮らしをしている動物?が共存している世界で人間ならだれもが恐れるワルとして幅を利かせているお尋ね動物たちが主役。
ワルを謳歌しワルらしく生きている中でそれが本当の自分の望む在り方なのか?と考える出来事からどんどん展開していく物語と明かされていく真実がどれもテンポよく進んですかっとするし見やすいし張られた伏線はしっかりしていて面白かったです。
あっさりとしているけど世界観やテーマもぶれたりかすんだりすることなく、どのキャラも生き生きとしていて迷っているときですら自分らしさを全開に生きているのが見ていて楽しい。
アニメーションのスーパーヒーロー系とかにありがちな展開というか雰囲気もあるから定番といえばそうかもしれないけど、ちゃんと個性出てる感じで古臭さもなく楽しめました。
SINGみたいにその動物ならではの習性とか要素はあるとはいえ気持ち薄めだけど、入れすぎてお話を邪魔するとかでもないのでバランスは良かったし、アニメならではの無茶苦茶な感じも好きなタイプのもので良かったです。
日本の動物系からケモがいるアニメも好きだけどアメリカとかのも独特の動物の良さとか国ごとの動物が出す癖の強さにそれぞれ違いや個性みたいなのがあって好き。
それでいてあれこれ考えすぎずに後も引きすぎずさらりとした仕上がりなので気軽に見れました。
NCIS S21
8/29視聴・アメリカドラマ・スカパー!
今回のシーズンはフルエピソード24話ではなく全10話。
というのもアメリカ脚本家組合のストライキがあった時期のため様々なドラマが中断となり、NCISもその影響。
とはいえ10話なのに濃厚なエピソードが勢ぞろいでいつも通りしっかりと笑いもNCISらしさも楽しめる充実したシーズンでした。
最終といううわさもあったけど次のシーズンもあるとのことで安心。
さすがに20年以上続いているので変化はつきものだけど長くなってくる故のしんみりとしたものもあるし、覚悟していても起きる変化はいろいろな気持ちになるけどその感情を理由に見たくないとならず、しっかり見届けたい、と思えるのもNCISのいいところ。
次もまだ変化がありそうな感じだけど、きっと大丈夫と思える…とはいえここにきてNCISハワイはフランチャイズ最短の3シーズンで終了、別の新規タイトル乱立(トニーとジヴァがメイン・NCIS創設のころのシリーズ・シドニーが舞台のシリーズ)とニュースが続いて嬉しいような不安なような感じは少し落ち着かないかも。
管理官キング
8/30視聴・日本ドラマ・hulu
テレビドラマシリーズと思ったら2時間スペシャル系のドラマで1話のみ?
2022年放送で内容も一つの事件を発生から解決まで追いかけて綺麗にまとまって終わっており今のところ続編はないようだけど面白かったです。
事件自体も面白かったし、メインとなる捜査チームのキャラクターも個性がありそれぞれに悩みとか葛藤とかいろいろありそうで面白かった、それにトランプになぞらえた数字やあだななんかが印象的なのもよかった。
ただ全体的に思い返すとその印象がぼんやりしているというか、癖の強さが若干マイルドに感じられてあと引く感じがなかったのが少しもったいなく感じました。
もちろん続編があったら見たいけど、あの人たちのあれこれをもっと掘り下げてみたいと思えるほどの何かみたいなのがあと少しばかりほしかった感じ。
クライマックスとかもこうくるか?とワクワクする要素はあったけど個人的に期待したような展開や要素がなかったのでそれも残念だったかも。
弁護士のくず
9/8・日本ドラマ・hulu
気軽にコメディが見たいと思っていたらおすすめに表示されて視聴。
ちょっと前の作品だけど気楽に見ることができていろんな弁護のケースもあって面白かったです。
今だと作りにくいかなという内容や表現も入っているけど嫌味もなくて見やすかったし、他ではあまり見ない展開もあったりして新鮮でした。
終盤ではメタ発言がやたら増えてちょっとシーンづくりに困ってたのかな?と感じる場面もあったけど毎回お話は各エピソードごとのテーマからぶれず進んでいるので見やすかったし、それぞれのエピソードで少しずつメインの人たちにも変化とかあったのも楽しいポイントでした。
続きがありそうな感じの終わりだったので探したけどドラマやスペシャルでの続編はなかったみたいで残念。
とはいえ今から続きの新作を作るとなるとちょっと違う感じになりそうだからあそこでまとまっていてよかったかも。
ペットドクター花咲万太郎の事件カルテ1・2
9/11・日本ドラマ・hulu
獣医さんがたまたま出会った動物をきっかけに事件解決への流れに巻き込まれる…ちょっと変わった獣医さんが殺人事件にかかわる動物を通して…何とも説明しにくいんだけど事件に関係のある動物を助けつつ事件解決にも貢献するみたいな、それでいて話の軸にいるんだけど主役かというとそうでもない感じでとにかく不思議なドラマでした。
お話の中で先生の事とかも色々それは詳しく説明してくれるんだけどそれよりも他が目立つ感じの要素がいくつかあるし事件自体は普通に真相を追っていくのが面白いので結局先生のことがその単体の事件にはあまり関係ないし、でも先生が軸にはいるし…面白かったけど盛り上がりは少し控えめで“連載は視野に入れてるけど長くは続けるのが難しそうなお試し読み切りの漫画”を読んだ感じ。
連載で読みたいって思うけどいざ連載になったら早々にネタに枯渇してしまいそうな心配があるみたいな。
1では2時間ドラマくらいのお話を3話に分けていて2は2時間ドラマくらいの尺で全1話とこれも謎でした。
人、動物、刑事、事件、どれもしっかり入っているのにどれもある意味ではメインではないようでした。
それなのにお話はまとまってるから逆にすごいなとも。
駐在刑事 Season2
9/13・日本ドラマ・スカパー!
前回シリーズがすべて配信されたと思っていたらまだ間にもその前にもドラマがあるとわかってみたいと思っていたシリーズ。
今回、まだ見ていなかった始まりのドラマスペシャル版1~4とドラマシリーズのシーズン2全8話を見ることができました。
なぜかドラマスペシャル版5は飛ばされていたのでそれだけ視聴叶わず、あとこの5とシーズン3とドラマスペシャル2023年版を見れば制覇になりそう。
序盤は奥多摩に派遣されて3か月くらいのところからで、前に見たシーズン1よりもかなり奥多摩に来てすぐの状態から始まり、人とのつながりもまだまだこれからというところから次第に関係や関連が出来上がっていく過程を見ることができたのであとからの補完とはなったけど楽しく見ることができました。
ここからあのあとこうなったんだな、とか、この人は最初はそんなに出てなかったもしくは結構出てた人がいたんだなとか。
特にシーズン1ではそんなにという印象だったのにドラマスペシャルで結構メインみたいに出てる人がいてなんで?と思ってたらそもそも初期からかなり出ているのがわかったりして、いろいろ納得できる面もあってさらに面白く感じました。
スペシャル版はもちろんだけどシーズン2も基本は1話完結だけどシーズンを通した相関図があって、謎と人情と奥多摩の景色とどれもしっかり詰め込まれているのにきちんとお話がまとまっていて各話も見やすいし事件もどれも傾向はあっても飽きさせない感じで楽しかった。
シーズン3を飛ばして2021年と2022年のをもう見てしまっているので、いろいろ忘れてしまう前にまだみていない話も配信されたらいいな。
アグリーズ
9/15・アメリカ映画・Netflix
今年一番合わない映画だった。
ジャンルが好みじゃないとかそういう合わないじゃなくて気になる要素はたくさん入っているのに全部あちこちに投げ捨ててる感じが不愉快になるという合わない。
原作は知らないけど解釈違いといいたくなる理不尽な不快感。
内容としてはありがちなのを外見の美醜にあてている設定なのにそれは話の本質ではないのでテーマとして当てはめただけ感が強い。
つじつま合わせのように説明やそれっぽい会話を入れているのにその説明をすればするほど作りこみのなさが浮き出て余計悪目立ちしてしまっていた。
アクションや映像技術はよかったし、原作はそれなりに人気の作者によるシリーズらしい(それでもキッズかローティーン向け感が強そう)、役者もその作品をかなり好きで自分が是非にという熱意もあったらしい、で、予算もそれなりにはあるといういろいろプロの技術や情熱はあるのにこの仕上がりとこの結末。
Netflix作品はピンキリと分かったうえでもこれはちょっとなんで?って思った。お粗末じゃないだけに。
一応途中でこれらの取っ散らかった内容や浅く感じる部分や違和感が実はとんでもない数の伏線でもしかしたら思いもよらない壮大な展開があるのかもと期待できる瞬間があったため最後まで視聴したら何もかもが大げさだしとっちらかったままなので序盤や中盤に期待した人はそれらのすべてを投げ捨てておいた方が見やすいかも。
スパイキッズのシリーズのような感じでもなく10代半ば思春期ごろのふわっとふらっとごちゃまぜで結局思い返しても真実もなにもあったものではない感じが作品全体から出ているという点ではある意味で正解なのかな。
とにかく私としては作品の話を楽しむという点において子供向け、ティーン向け、近未来、ディストピア、いろんな目線で見てみようとしたけど話の中でどんどんつぶしてくれるので何も合わなかったです。
そもそもタイトルからして詐欺というか間違いと感じるレベルで、アグリーズは主役でもなければメインにもいないし反旗を翻し真実を勝ち取る反乱軍的なものでもないし美醜でも精神の成長でも社会の汚く暗い闇を暴く系でもないのでタイトルも内容も破綻してる、この作品という美しいもの熱いものをたくさん詰め込んだ素材もそれなりによいはずの集合体こそがアグリーズというなら合ってる、納得はしにくいけど。
でもその場の感情や周りの環境に思考や行動が支配されがちなとっちらかった思春期とかの混とんを再体験したいならいいかもしれない。
でも自分のだけでも苦労するのに見て楽しみたい人がいるかは謎。
モニター 監視員ハンナの捜査
9/25視聴・イギリスドラマ・スカパー!
全4話のシリアスな巻き込まれクライムアクション。
短く簡潔にまとまっているし突発的な展開や人物は浮かび上がってもだれが何にどうしてどれだけかかわっているのかと全容がなかなかつかめず最後まで楽しかったです。
暗い場面も多いものの見ている側まで引きずり落されるほどではなく、すぐ展開が進んでいくのでそんな暇がないのも見やすかった。
最上級の出来というわけではないけどショートシリーズで程よく見やすかったので満足。
主人公の役者さんは実際に車いす生活の方みたいで、それでこその展開もあるけれどそれは味付けであってハンナがどんどん冴えていき機転を利かせたりとしていく流れが話が進むにつれてよくなっていくのもおもしろくて、ハンナ自体少し癖のあるキャラでしかたないとはいえ最初はわめいているばかりだしトラウマによる妄想にとらえやすいシーンもあったりと共感しにくい面もあるのだけど、それがあるからこそ後半活きてるなと感じる面もあったので良くも悪くも無駄が少ないしハンナ含めみんな完全人間じゃないからこそ起きる展開や関連に面白さが出てた気がします。
一応イギリスのドラマ?のはずだけど撮影のほとんどはブタペストらしいので、イギリス…?と感じる背景や建造物の違和感はその辺りに少しあるかも。
途中で見るのを止めた作品
リアリティ番組など、飛ばしつつ見た作品もこちらに含めています。
インクレディブル・スパイ
7/11視聴・オーストラリア映画・hulu
スパイコメディはとても好きなジャンルなので聞いたことがなかったけど視聴。
けど開始5分くらいで会話や設定が苦手なタイプのコメディだとわかり家族もこの手の笑いの取り方は苦手なので視聴終了。
GBI特別捜査官 ウィル・トレント
8/10視聴・アメリカドラマ・スカパー!
コマーシャルから興味を持ったけど内容はCMから連想するのと違ったものだったので、もう少しCMのような要素を期待したもののないとはっきり分かったため3話で視聴終了。
絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜
8/15視聴・日本ドラマ・スカパー!
テレビドラマシリーズのシーズン2だけどサブタイトルが変わっているのでなぜだろうと思っていたら最初の対策室が解散というか時代に合わせてなのか再編成が行われたことで前回のメインメンバーも出つつ、潜入捜査に特化しすでに経験に富んだ新メンバーたちに前のメンバーたちが混ざった形。
潜入捜査なので前回とは捜査の仕方から何から変わっていてガジェットはわくわくしたものの前からの続き方に違和感があり、縮小されたところもあるのに事件に使えるシーンが横道に割かれたり苦手だった部分が人気だったのか増えていたし、何よりSPから感覚が強くなってた刑事らしくなさを強みにできるでもなく外れてるのをただ怒られて人としても刑事としても成長もしてないむしろ退化した感じにされてしまった主人公がただかわいそうになってきたので私は1話で視聴終了。
前のメンバーだってちぐはぐのままそれぞれの特技が生かし切れるでもなかったのに人が増えたためさらに空気で悪目立ちするし、主人公の掘り下げもなくまた素人新人として理不尽に怒られるし研修も何もなく放り込まれて誰も教えないのも不自然に感じてしまった。
仕事なんてそんなもの、そんな現場あちこちにあると言われればそうだろうけどコールドケースよりよっぽど現行の事件、命、生活がかかわってるのにともやっとしてしまう。
やるにしても前のメンバーとかじゃなくてオムニバス的にキャラもまるごと新しく同じ世界観を共有してても別のチームにした方がよかったのでは。
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