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ロイヤル・ペインズ~救命士ハンク~の感想

4.0
完結済み海外ドラマ感想
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ロイヤル・ペインズ~救命士ハンク~(原題:Royal Pains)について


ロイヤル・ペインズ―救命医ハンク― シーズン1 (字幕版)

ロイヤル・ペインズはアメリカで2009年から放送され8シーズン続いたドラマについての紹介と感想です。邦題は他にも『救命医ハンク・セレブ診療ファイル』『ロイヤル・ペインズ ~セレブ専門救命医』などがあります。
全体的にふんわりと書いていますが物語の展開と内容や登場人物に関するネタバレが多少含まれているのでお気を付けください。

ロイヤル・ペインズのあらすじ

ニューヨークのERで救命医として働いていた主人公ハンク・ローソンが医療判断を責められ訴えられた事から仕事はクビになり婚約者は離れていき、失意のなか弟のエヴァンに気分転換の旅行に誘われて夏の間だけハンプトンズへ行こう、というところから物語が始まります。

ロイヤル・ペインズの舞台と特徴

ハンプトンズは古くから避暑地として有名で、高級住宅も多いので富裕層やセレブが住んでいたり別荘を持っている事でも知られています。ドラマでは最初はハンプトンズに何も求めずにいたハンクがそんなセレブ達の家に訪問診療をする、専属のお抱え訪問医(コンシェルジュ・ドクターもしくはプライベートドクターと言うみたいです)になって色んな患者を診たり夏のハンプトンズで過ごす中でそこから広がる人間模様のドラマがあったりなかったり、と治療や診断、恋愛や家族、そしてセレブ達の優雅な暮らしやその裏側が垣間見える作品です。謎めいた部分もあってどうなっていくの?何が隠されているの?とワクワクするシーンもあって楽しいです。セレブが沢山出てくるドラマは偏りがあると思いますが私が見てきたものだとドロドロギスギスしているものが多かったので、ロイヤル・ペインズは違ったアプローチをしているのも楽しめた部分の一つです。

避暑地として有名というのもあり、このドラマでも夏から秋にかけてのエピソードが多いです。夏の間だけ訪れるセレブもいればそこでそんな暮らしを支える仕事に就く地元の人達まで色々な人がいて、ドラマの中でも普段見ないような豪邸や生活を見るのが楽しく、そんな人達も謎の病に苦しんだり悩みを抱えていたりして、それを医者ではありますがどちらかといえば庶民的な感覚をもつハンクと一緒にテレビを見ていて驚いたり圧倒されたり、時には呆れたり笑ったりできます。
夏だから、というわけではないですが基本的には映る豪邸の映像や海辺(プライベートビーチが多いのでよく映ります)の影響もあって明るく朗らかな夏の心地よさを味わえます。緊迫したりシリアスなシーンもあるのでメリハリはありつつ、見ている側は暗くなりすぎず疲れずに見れます。
家族のゴタゴタなんかはどうしてもまたか、と思ってしまう瞬間は沢山ドラマを見ている人にとっては感じる瞬間があるかもしれないですがハンクだけじゃなく登場人物の成長や変化も追っているので飽きずに見れると思います。

登場人物とストーリーの魅力

ハンクは人が優しく患者思いでどんな人でも真剣に診察と治療に当たって向き合ってくれるけど「スーパードクター!」という超人的な存在ではなくて悩みから逃げたり向き合ったりもがいたり立ち上がったりと人間らしさが滲む親しみやすいキャラクターが質素にも見えるのですがだからこそ分かりやすくて、セレブ達の派手さとの違いを一緒に楽しめる感覚が面白いです。
セレブ以外にも弟のエヴァンや医者仲間などなど序盤から中盤で増えてくるのですがその人達も個性的で、だけど私たち視聴者にはエピソードが進む中で上手く内面を見せてくれるので好きになっていくし応援したり見守りたい気持ちになります。
私のお気に入りのキャラクターはディヴィヤとジェレマイヤです。
内面的な成長や変化が凄く沢山あって共感したり応援したり忙しかったです。ディヴィヤ役の方は見た目も美しいし、私の中の「アラジン」のジャスミンのイメージにぴったりです。でもペイジも好きだし…ゲストキャラ含めどのキャラクターも個性はしっかりとあるけどアクはないので、いわゆる”物語の展開上必要な嫌われ役”がいない辺りもこの作品が好きな理由の一つです。もちろん「何この患者!」とか「この医者の人はちょっと…」って言う人はいるんですけど、もうとにかく無理出ているだけで嫌、と拒絶反応が出るような登場人物はいませんでした。

2000年ごろからは医療ドラマや刑事ドラマで「内情を語らず打ち解けず頑固で偏屈だけど仕事はピカ一の中年男性」が割と人気ジャンルだったように個人的に感じています(「Dr.HOUSE」とか面白かったですよね!)が、ハンクも頑固な所はたまにあるけど周りを突っぱねて一人で闇を抱えているタイプとは少し違うので軽い気持ちで見れます。
ずっとシリアスで暗い作品は主人公の苦悩が上手く描かれていても見疲れて途中で休憩をはさんでしまうタイプなのでロイヤル・ペインズはそういう作品の合間に見たりするのにもおすすめです。ガッツリと真剣で緊迫した医療ドラマが見たいという人には違う作品の方がいいかもしれないです。
医療用語は沢山出てきますが焦点はそこにないのもあって医療知識はそんなに増えないです(笑)面白い症例や、そんな症状の原因がこれ?とびっくりする物はあったりします。(医療ドラマなのに焦点が医療にないというのも有り、医療関係者からは設定や内容が有りえない部分も見受けられるようですが分からない人は普通に楽しめます。ただその点をふまえて、ドラマ内の医学知識は鵜呑みにしないほうがいいようです。)

ロイヤル・ペインズを振り返ってのまとめ

8シーズンで完結していますがシーズン1~6は各シーズン13話前後の1クール編成でシーズン7と8は各8話と少なめになっています。初期はスカパーでの放送を見ていてその後はHuluで視聴しました。7と8はなかなか配信がなかったのですが先日ようやく両方一気に配信されて二つ合わせて1クールちょっとくらいなので配信開始当時見ていた別のドラマ(「ドラマ美女と野獣」と「エレメンタリーファイナルシーズン」)を見終えてからあっという間に見てしまいました。
7と8はこれまでのような新しい人との出会いもありましたが物語の区切りを意識した展開になっているのでここからいきなり見る人はいないと思いますがこれまでの積み重ねを合わせて楽しむ内容になっています。どうなるんだろうというドキドキワクワクする展開もあったりしながらそれぞれのキャラクターがどうしていたか、どうしていくか等がきちんと描かれていて綺麗にまとまっていて安心して見る事ができました。というのも最近「その後どうなったか、伏線のあったあれとこれとそれと主人公の心境はご想像におまかせします」形式の終わり方をする作品をいくつか見ていたのですが、ハンクはそういうのじゃないといいな、と何となく思っていたので。

あと登場人物たちのやる気とかドラマの雰囲気からなのか、ポジティブな気持ちをもらえるというか不思議とがんばろうとか、ちょっとだけいつもより何かをやってみてもいいかも、なんて気持ちが湧いたりしました。作品がメッセージ性を押しつけてくるとかではなく、自分もがんばりたいな、ちょっとだけやってみたいなと思えるような感覚です。思ったからと言って何かいきなりできるわけではないですが…ようやく感想を残し始められました。

徒歩や自転車での散歩から帰って、風が気持ちよくて冷房はぎりぎりつけなくてもいいかなという夏の日にお気に入りの冷たいドリンクを飲みながら明日は何をしようかななんて考えたり好きな音楽を聞いたりしてのんびり過ごす、そんな心地よさを感じられるドラマでした。

私の視聴方法とおすすめの配信サイト

私は前半スカパー!、後半huluで見ました
2021年の視聴履歴 2022年の視聴履歴 2023年の視聴履歴

おすすめ配信サイト・チャンネル
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