こちらは電子書籍化の入門講座。
まず一番最初に気になる電子書籍化って?本の自炊って?という一番最初の疑問を中心にまとめています。
本の電子書籍化について
簡単にいうと自分が所有している本をスキャナーやスマホのカメラ機能を使用してパソコンやスマホにデジタルなデータとして読み込み保存する事です。
パソコンを持っている人はドキュメントスキャナーや、スキャン機能のついたコピー機(複合機)を持っていたらそれで、スマホやタブレットがある人はその本体についたカメラでページを撮影してデジタルデータにします。
そのページを1つのフォルダなどにまとめると、オンラインでパソコンやスマホの画面を通して購読できる電子書籍と同じ状態になります。
自分で本を1から作り上げ印刷や出版をする事ではないです。
なんで自炊っていうの?
なぜ本を電子書籍にする事を自炊と呼ぶのか?
元はネットスラングで、自分で本をデジタルデータとしてパソコンに取り込む=「自ら吸い込む」という意味から言い換えて自炊と呼ばれるようになりました。
生活の上で自分で家で料理する自炊とは同じ単語ですが別の物となっています。
これについてはWikiにも『自炊(電子書籍)』という項目で説明があります。
なんで電子書籍化するの?
目的は人によって様々ですが、デジタルのある生活に慣れているなら電子書籍はとても便利なので家にある本も電子書籍で読めたら…と思っても電子書籍版が発売されていない物もあります。
また繰り返し読んだり、トランクルームや別の部屋などに収納して部屋をすっきりさせたい、雑誌を処分したいけど内容はとっておきたいという時にとても便利です。
電子書籍化は本を処分したい人も取っておきたい人もおすすめです。理由は別のページにまとめてあります。
電子書籍化(本の自炊)でやること
まず電子書籍化には方法が色々あります。
『本の自炊をする方法いろいろ』でいくつかまとめていますが一般的な工程は
パソコンで作業をする場合
- 本を1ページごとに読み込みやすく切り分ける(裁断)
- パソコンにスキャナーを使用してデータ保存
- 一つのフォルダやファイルデータにまとめる
- 保存できたデータをパソコンやタブレット・スマホから読む
スマホで作業をする場合
- 文書スキャン用のアプリをスマホにダウンロードする
- 起動して設定をする
- 読み込みたい本のページをそのアプリで撮影、調整する
- できあがったデータを保存する
- 保存したデータをパソコンやタブレット・スマホから読む
と言う流れです。
切る→スキャン→保存で完成です。
電子書籍化の難易度
なんだか切ったりスキャンしたり難しそう、と思うかもしれませんがスマホならページを開いて普通に写真を撮影する時の要領で手ぶれに気を付けてボタンをタップするだけです。
最近のスマホは自動でフォーカスしてくれて手振れも軽減されているので簡単ですしアプリによってはQRコードを読み込んだ時の様に自動で保存してくれて周りの余計な背景を消してくれます。
切るのが面倒という場合は非破壊のスキャン方法を選べば非破壊スキャナーをパソコンとつないでインストールするだけで、あとはその下でページをめくるだけで裁断しないで自動で読み込んでデータにしてくれます。


非破壊スキャナーについては当ブログでも調べて紹介しています
専用のスキャナーが売っています
コピー機や複合機についているスキャナー、平べったいスキャナーでも、スマホのカメラでも読み込むことはできます。
でももっと手軽に手早く電子書籍化するなら昔からドキュメントを読み込むことを目的とした専用のドキュメントスキャナーが発売されていて、近年は機能も増えて静かなのに早く綺麗に読み込むことができるのでその専用のスキャナーを使用するのがおすすめです。
裁断してもいい本を沢山スキャンしたい場合には作業にかかる時間を考えてドキュメントスキャナーを利用するのがおすすめです。
難しい設定をする必要が無く簡単に、そしてあっという間に1冊読み込む事ができます。こだわりたかったら自分で細かく調整もすることができるので1台あるととても便利です。
また、スキャナー以外にも電子書籍化に必要・あると便利な道具をまとめています。家にあるものも結構あります。

こういった機材はレンタルをすることもできますので、試しにレンタルしてみて良さそうなら購入するのがおすすめです。
他の質問や、1からのやり方などについても私のブログで取り扱っているので参考にしてみてくださいね。
大好きな本をいつもそばに。スマホでどこでも読める便利な電子書籍化、ぜひ挑戦してみてください。
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