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裁断機購入を決意

書籍自炊の記録
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カッター1本での万能感

自炊にロータリーカッターも裁断機もいらない、持ち手がしっかりとしていて刃を替えたカッター1本あればいい…節約にもなるし時間もかからない。そんな意見をネットで見かけてなんてかっこいいんだと私も真似をすることにしました。
実際、ロータリーカッターで何度も手前から奥へ押して切るより手前に引く方が個人的には楽で、ロータリーカッターは私の当て方が悪かったんだと思いますが定規に当てると安定する前にグギグギと謎の音を出す事があって、刃こぼれするんじゃないか、折れるんじゃないかという不安が焦りと混ざって余計失敗して切り口が斜めにずれたり、それによって何本も細かい紙ごみが出てまたそれを切らないといけなくて…とストレスになっていたのが全て解消できました。
雑誌もそれまでは300ページ(150枚)の物はだいたい5mm前後の厚みになるようにしていたので、工程としては

カッターで6分割→カッターの刃を閉まう→定規を雑誌に当てる→ロータリーカッターに持ち替えて安全装置を解除→ロータリーカッターで裁断
という持ち替え作業があったのですが、それが無いだけでも割と楽になりました。また楽しくなってカッターとカッティングマットとアルミ製定規でスキャンも終わっていないのにどんどん裁断していきました。

カッターのご利用は計画的に

カッターオンリーのスタイルに切り替えて暫くは何ともなかったのですが、週に数回数冊ずつ、1センチ程度の厚みに雑誌を分割してひたすら刃を当て引いて行くのに熱中していたところ手首に違和感が出てきました。私は風邪もほとんど引かないし骨折やこれといった手術の経験もなく健康に生きてきたのですがとにかく運動したがらないので筋肉はないです。それでも丸一日寝こけてもどこも痛くならないです。
だけど利き手の手首だけは昔からなんだか変な感じがありました。変と言っても動かしている分には何ともないのですが、手首の間接の所を掴むとものすごく不安な気分になるんです。痛いとかじゃないけど何かがかみ合っていないような謎の感覚がありました。ただ掴まなければなんともないのでこれまですっかり忘れていたのですが、その謎の有る感覚の部分が内側からなんだか存在感を主張してくるような違和感が出てきたんです。

恐らくサポートする筋肉もないのにいきなり手首を酷使した事で張れたんだと思います。腱鞘炎になったらまずいと思ってカットを控えるようになりました。家族が裁断を手伝おうか?と何度も何度も言ってくれたのですがとある恥ずかしさから毎回断っていました。利き手と逆の手でカットしてみたりもしましたが、気分的に疲れるしどうしたものか…少し休めばと何日か間をあけると違和感もなくなったのですが、カットするとまたすぐ違和感が戻ってきました。
何事も楽しいからと言ってやり過ぎはよくないですね。運動が下手で器用でもないのに変な力を入れて切っていたのもダメだったと思います。あと長期的な作業になるので力加減やカットの配分と間隔をもっと考えるべきでした。

月数冊だけ自炊するという人は問題なくカッター1本で十分だと思います。でも私はカッター1本が楽しすぎてなんだかすごい事が出来ている達成感もありハイになってどんどん裁断していたので自ら手首を痛めるようなやり方をしてしまいました。私の様に体の使い方が不器用な方は気を付けてください。

改めて断捨離と電子書籍化計画について考えた

少し休んでは試して違和感があってまた休んで、を暫く繰り返しても回復しないし改善点も分からない中で、少し前に焦っていたノルマを思い出しました。
週15冊、カットも1日3冊と考えると大した事が無い気がします。でもそれが週に5日、それを1年…しかも今はまだA5サイズの雑誌だけどA4サイズもあってもっと力を使って切らないといけないのを考えたら、カッターでは全てのデータ化の前に手首がだめになってしまうのでは…もしそうなったらずっと影響が体に残るし、医者にかかる事になったりサポーターを付ける事になったら治療費だって…自分のやりたい裁断の残量、ペース、負担を考えたらカッターでがんばる事の方がリスクが大きいんです。

それならしっかり裁断機(断裁機)を買ってしまったほうが後々の体とお金の負担がないのでは、とようやく気が付きました。何しろ何百冊も貯め込んだものをこれから切っていくんだから、最初から長期目線で体への影響も頭に入れておくべきでした。
裁断したいけど機材を揃えようか悩んでいる人はこれからどれだけの量をどのくらいのペースで裁断するか、も考えると選びやすいと思います。

そうと決まれば再び裁断機(断裁機)選び

そんなわけでカッター1本スタイルになってから気にならなくなっていた裁断機を再び検討しはじめました。候補は以下の通り

  • ロータリーカッターと同じ程度の厚みしか切れないけど価格もまあ買いやすくて片手で持ち運べる軽さの裁断機
  • かなり安いけどものすごく分割しないといけない代わりに定規についた刃でまっすぐ切れるスライドカッター
  • 安くて一度に切れる枚数もぴか一だけど大きくて重くて場所を取る裁断機
  • 値段もそこそこして重いけど一応縦置きができるサポートもしっかりした裁断機か

それもそれぞれにメリットデメリットがあって前回同様悩みました。ただ今回は、前回一番最初に候補から外した「大きくて重くて場所を取る裁断機」も候補に入りました。というのも家族が昔の刃がむき出しの裁断機を想像していてあまり良い顔をしなかったのですが、動画などで検討している裁断機をそれぞれ見せたら昔のと比べたら安全だと分かって、これならいいんじゃないかと言ってくれたためです。

絞り込み基準

一番安いスライドカッターがいいのでは、と思ったのですが、あっけなく候補から消えました。理由は簡単、使用している方の動画を見たら「キューッ」とガラスをひっかいた時と似たような音がしたから。全てがそうじゃないとは分かっていますが、音に敏感なのでもしこれだったらできないのでやめておきました。

次に考えていたのは今と同じ分割量で簡単に切れて場所も取らない、価格もそれ程高価じゃない裁断機。片手で簡単なのは手首を痛めている今とても魅力的です。分割もこれまでと変わらない程度するくらないならまあなんとかなるか…と思っていました。でも待ってください。私のこれから裁断しないといけない雑誌は少なく見積もって600冊…多分100冊くらい電子書籍化したから500冊…。全部6分割するとして3000回はカッターで分割しないといけない…少し賢くなりました。ちょっとこれでは無理です。さらに本体は買いやすい値段でしたが、替刃などが比較的高いので私の使用するかもしれない頻度だとちょっとリスキーでした。

それでいよいよ大本命、高いけど縦置きも出来て国内でのサポート充実、カットする位置も分かりやすい裁断機と安い外国製の裁断機
使い終わった時の処分がめんどくさそうと思っていたのですが、そもそも使い終わるのか?家じゅうの断捨離作戦が遂行中で今後場所に空きも出来るし、もしも電子書籍化が済んでもその後何か冊子を買ってスキャンするかもしれないし…別に無理に処分せず置いておいてもいいんじゃないか?と思うようになりました。探すと引き取りサービスを行っている所もあるようだったので…なんとかなるだろう!という結論に。
何か趣味を始める時はできれば揃えて始めたい形から入るタイプなのでもちろん高い方の裁断機が魅力的でした。ただいくつか使用動画を見ていくうちに思ったのは、どちらも裁断機ゆえの癖がありカットすると枚数に関わらず刃が当たる上部と下部でずれる(短い幅で切り始めて斜めにずれていく)というのはどちらもあるようでした。これは高ければ起きないというわけではなさそうでした。切れ味も特に違いは見ている分には感じなかったです。

カット位置が光で分かりやすく縦置きできる方はとても魅力的でしたが、安い方の裁断機で個人的に魅力的だったのが冊子を上から固定できるレバーがあるという事でした。縦横を固定しても置いたままずれていくなら上からも固定できる方が安心なのでは?と思い、安いブランドの物に決定。もしだめそうなら今後お金を貯めて高い方を買えたらいいかも、と思いつつ安い中でも3つに絞りました。

けれど調べたら1つは既に販売元がないのか、在庫がどこにもなくてブランドの名前もほとんどヒットしませんでした。1つは日本の会社っぽいけど質が悪くなった、高くなったなどでやっぱりもう作成していないのか、私がみた時(2021年8月終わりから9月初め)は在庫分は値段が高かったです。それで残った1つは型番とブランドが違うけど中身はほぼ同じものというなんだか怪しいのだったのですが、その中でなんとなく良さそうに見えて評価もそれなりに高い物を選ぶことにしました。

部屋は場所があるので作業スペースとして置きっぱなしにすることにしました。広さや場所に余裕がない場合は縦置き出来る形や小さいタイプがおすすめです。
改めて家族と確認して購入。使ってみて思ったのは、「もっと早く買えばよかった!」と言う事。100冊以上あるとか今後も定期的に裁断しないといけないなど、裁断する量が多い方はどのくらい裁断する予定か、どこに置くかを合わせて検討すると良いと思います。

最近やっと、何かを買う時は価格に見合っていると自分が感じられるかの他に、収納や掃除はどうするか、使わなくなったらどうするか、もし処分する場合は方法が分かっていて可能かも買う時のポイントとして考えられるようになってきました。

型番の違うに他製品がありますが基本的に本体はどれも同じで、流通の時に発生した分裂のようです。パーツの色やプリントが少し違うだけでどれも同じみたいです。

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