今年2022年に見終わったアニメの一覧はこちら

鴨乃橋ロンの禁断推理13話までの感想

漫画


鴨乃橋ロンの禁断推理1巻

アニメ化もした「家庭教師ヒットマンREBORN!」や「エルドライブ【elDLIVE】」の漫画家、天野明先生の新作漫画「鴨乃橋ロンの禁断推理」が少年ジャンプ+で去年(2020年)の10月から連載。
コミックス第1巻が発売になるということで区切りの良い原作13話までの感想。

2022年5月現在単行本は電子書籍・紙版共に6巻まで発売中

スポンサーリンク

禁断推理を読み始める前と1話からのふわっとした感想

家庭教師ヒットマンREBORN!は好きで単行本を発売日にチェックして買ってて、アニメも配信で何度か観てる。ただアニメはなぜかチョイス編の辺りで毎回観るのをやめてしまって、また配信されたら最初から観始めて…を繰り返して最後まで観れた事が無い。
エルドライブはアニメを観て、先生がキャラ原画担当されていて人気のPSYCHO-PASSはアニメ1期をみて自分にはちょっと難しかったので2期も一応ざっと観た。3期もやったりと人気だから暫く漫画は見れないのかなと思っていたから新連載ってことですごく嬉しくなった。

配信されてすぐに1話を見たらもう冒頭から引きこまれて面白い。主人公であるロンとトトの出会いと二人の性格が最初から分かりやすくて、作られた出会いではあるけど自然で良い。ツッコミの雰囲気はREBORNを彷彿とさせる感じがあって謎の懐かしさも感じつつロンのいい意味での変人ぶりとそれに振り回されながら突っ走るトトの組み合わせも、なぜ禁断推理というタイトルなのかも、1話目で謎を解いて終わる所まででしっかりと表現されてて最高のスタート。スピード感やテンポも個人的に読みやすくて良い。

最初の事件からタッグを組むことになって軽い事件をこなしつつ、でもその軽い事件の中にもロンがなぜ今こうしているのかとかが分かるようでいてまるで分らなかったり、でもトトがロンの、まだ薄いけどロンがトトの人生に現れた事で確実に色々変わり始めて、小さな歯車が回り始めた事で凄く深い部分にある大きな歯車も動き始めるのが感じ取れて毎回楽しい。
事件や謎についてはそんなに面白くなくてもいい、と思っていたけど普通に面白い。毎回新しい事件だけどこれからどうなっちゃうんだろうと待ちわびながら読んでた。事件も話が進むごとに最初のお試しのような事件よりも複雑なものになっていて一話で完結せず続き物になるんだけど苦じゃない。途中で今後に関わってきそうなキャラクターも登場するけどそれぞれ立場や個性が違っていてロン達とのかかわり方も皆違って面白いからまた出てくるのが楽しみ。

ここから禁断推理の13話までのネタバレ多めにあります

9話から13話までの事件は今までの中で一番長めに続いた事件でもあり、ロンの過去の事件を知る関係者が出てきてロンに対して良い感情は持っていなさそうだけど冷静で総合的な判断ができる人物が出て来てこの人も重要人物になっていくのかな…と思っていたら、そうはならないみたいで早めの退場に割とビックリしたけどあまり気にせず読んだ。
ただ今回の謎はちょっと違和感というか、何かが少し違っていたら成功していない要素が多くて(もちろん物語だから成功してるけど)それが少し引っ掛かりつつ終わりの方を読んでいたら出てきた新事実、犯罪の影にその一族有りと言われるM家の存在。そのM家によって全て仕組まれて…というか組み立てられていた今回の事件。
盛り上がる要素が満載なんだけどいまいち盛り上がり切れなかった。「何かあるんだろうな」というのは1話から誰しも思ってたことだからついにロンの過去の一部を握る黒幕が見え始めたのはさらにこれからが楽しみになるポイントではあるんだけど。

事件が引っ掛かったのもそうなんだけど、犯人が再登場したところで「すぐ殺されるんだろうな」というのは読めたけど、それなら最初の演出はいらなかったのでは?と感じた。ロンに殺されるのを回避するための行動だとしてもそれなりの時間置いておかれるから途中でバレる可能性の方が高かったし、意味深な発言を残すためだったとしても生きたまま連行される時点で言ってその後は黙秘を貫いても同じだった気がする。
とはいえその後でのやりとりに必要だったんだろうけど、その後のM家の行動も再登場を無かった事にする「元に戻す」やり方にしなかったのは今後ロン達に嗅ぎ付けてもらうためなのかな。でないとスマートじゃないというか違和感。

M家ってモリアーティみたい、と思いつつ読んでたらM家の兄弟たちの読者へ説明のための会話でまさにそうだと分かって、さらにロンはM家とH家の血を引いてる?ロンの首の傷は最初に見た時6と9に見えて作者さん6と9好きだなー、くらいに思ってたし、かものはしろんという名前もシャーロックホームズにかけてるのかな、6と9もそれでかな、くらいにはうっすら思っていたんだけどがっつり子孫設定で、個人的には少しがっかりしてしまった。

シャーロックは昔から大人気の作品でここの所国内外でも色んな形でオマージュされた作品が出ていて、私は原作や古い作品は読んでいないけどロバートダウニーJr演じる映画シリーズとベネディクトカンバーバッチ演じるテレビシリーズは楽しく観たし、コナンも好きだし最近だとアニメの憂国のモリアーティも観てる。現代のNYを舞台にしたシャーロックホームズとワトソンが活躍する「エレメンタリー」も凄く大好きで観てた。
だから嬉しいはずなんだけど、禁断推理を読んでいてホームズっぽさあるなと思う瞬間もあったけど、シャーロックシリーズを思わせる作品、の方が軽く楽しめたというか、子孫設定になると割と深く深く考えてしまうから今後が血を継承しているという設定に見合う展開になるのか、みたいな要らぬ心配が出てしまった感じ。
お話は楽しいし今後も楽しみだし、いい意味でこれからも驚かされてこの心配が杞憂に終わって欲しい。そういうしがらみじゃない存在の人達の方が気楽に読めた、というだけだからがっかりした人はほとんどいないと思うけど。
不安もありつつ結局楽しいし面白いから今後も待ち遠しいしアニメ化もありそうだなとか期待してる作品なのは間違いない。というか、ありえないとんでも設定やなんで解決した?なんで??みたいな展開があっても普通に楽しめると思う。「探偵が早すぎる」というドラマみたいなドタバタ感もあっていい。勝手に心配してごにゃごにゃ言ってるけど楽しみだからこそなんだなと、まとめていて改めて実感。

何があっても最後まで読むけど願わくば子孫設定があったからこそと思えるような熱い謎と展開がありますように。トトがツッコミ担当の空気になりがちだからトトがいなきゃだめなんだとかトトの存在感や凄く分かりにくいけど確実な変化が感じ取れる場面がもう少し増えたらいいな、という希望。
まだ二人の関係がそこまで強くないのもあって、信頼もしてるんだろうけど、トトのツッコミが時にはロンに振り回されてる感だけが目立ちすぎてなんだかんだ惹きこまれているとかのトトとしてロンに関わる意思が薄れがちになりやすいから。
今回の事件でトトがカッコいい場面もあったけどまだちょっと根っこの部分があと少しあって欲しい。それと、今後は出ないっぽいけどやたら濃いキャラが何人かいて、濃さの方向性というか、そこまで濃くなくてもいい気がする。今後も出てきてほしくなってしまうから。そしてロンの飼ってる猫ちゃんの出番増えたら嬉しい。見たいだけ。

とにかく続きが楽しみ。まずは来週どうなるのか楽しみ。

鴨乃橋ロンについて今後の妄想

現時点で思いついたものを片っ端から。シャーロックの子孫と言う事でシャーロックに出てくる登場人物の立ち位置のキャラクター達も出るのかな?トトはレストレード警部みたいな立場にいるけどワトソンのような存在。ロンの家族や兄弟は出るかもしれない。
M家についてBLUEやロンが知らないとは思えないからロンは自分がM家とH家の子孫だって知らないのは不思議、とはいえM家だけが知ってるとして、これまでの不可解だったり解決されてこなかった事件がM家に通じると気付く探偵はちらほらいてもおかしくない。13話の犯人ですらM家を知ってるならBLUEに通っていた人や教師達がM家の存在を知らないはずがない。
意図的に緘口令が敷かれていたとか?ロンは過去に気づきかけた事でM家が例の事件を起こした可能性。M家は多分ロンがBLUEに入学する前からロンの存在を知っていて動向を伺ってたと思う。まだ浅いとはいえ大きな真実への手がかりに入口に立って足を踏み入れ始めたロンとトトの関係が今まだ薄いのには実は理由があって、極端なミスリードで考えるとトトこそがM家のすべての発端となる人物だけど暗示や記憶を意図的に失う事でロンの側にいるっていうのがまず浮かんだ。
電話を通じて話しているM家の二人はロンについて「兄弟にいないタイプ」と家族ではなく兄弟に居ないタイプと言ってた、という事は兄弟がメインとなってロンと渡り合う事になるんだと思うし他にも何人かいそう。

海外ドラマで観た感じだと潜入目的のため記憶を封じたり消したとして人格が本来の物と変わっていたとしてもとっさの行動には体の記憶がにじみ出るパターンが多い(知らない言語を話せたり体術が使えたり、とかそんなの)から、トトのとっさの判断や行動からは今の所そういうのは感じられないし、トトは過去や諸々の記憶もある。幼少期から訓練されていたとは考えにくい。
記憶を消していない状態で上手く演じているとしたら小さな違和感が少しずつちりばめられていてロンが何かしら気付くと思うからこれもなさそう。あとトトはM家の顔が見えてるキャラクターと似てないから違う。となってくると、今後のロンに影響を与える存在としてロンの側にいてロンが推理をするようになる繋がりを作る駒として配置されているうちの一人がトトで、他にも複数自然にそれとなくそういう人が集められているけどM家はどの駒が効くかわからなかった。
ここぞというところでトトが駒だと知らされてロンはトトへの信頼は揺らがなくても迷いやためらいが一瞬生じるし、トトは自分で決めて自分が信じてきたものが崩された気持ちになる…葛藤する二人だけどM家の予想を超えて二人は乗り越えてさらに強い存在になって立ち向かっていく、とかだったらよくあるパターンかもしれないけど熱い。
あと、とある事件以降ロンは推理をして犯人を明かすたびに犯人を追いつめ死に追いやってその間の記憶が無い、という描写については、そもそも過去の事件でロン自体がそれこそ強い暗示にかけられていて「事件を解き明かした際には犯人が犯した罪と同等の裁きを述べよ」くらいで犯人と犯行を暴いた時点でロンにかけられた暗示が発動してさも追いつめている事を言って、犯人たちはそれこそM家の息がすでにかかっていて警察内部にもつながってる人はいてもおかしくないだろうから先回りしていて自分達と会った記憶は忘れさせて「ロンの断罪された場合それに従うべし」みたいな暗示がかけられていて、ロンが自分でおかしているかもしれないと思っている罪こそM家が仕込んだものだったりとかどうかな。

犯罪も起きるようにM家が仕込んでいたり。犯人ではないけど違和感のあったキャラ達はM家の使者が紛れてるとか。そこまで全部が囲い込んでたら作られ過ぎかな。予想もしない展開や真実が待ってると思う、妄想を打ち消したり新しい妄想が増えたりするのが楽しい、とにかく早く続きが読みたい。

結局『鴨乃橋ロンの禁断推理』は面白いの?つまらないの?

あくまで1巻までの印象では…

天野明先生のファンなら大半の人が楽しめると思う個性的なキャラクター達とテンポ
これまでのバトル的な作品と違って推理を中心に置いているから推理モノも好きならきっと夢中になるはず。(細かすぎる所が気になりすぎて眠れなくなるタイプやゴリゴリの本格ミステリー好きの人、古き良きミステリへの思い入れが強い人はまた違った意見が聞けそう)

逆に肉体戦のバトルものやギャグ(Reborn!の初期みたいな)を期待していたら少し拍子抜けすると思う。アクションもない事はないけど脳内バトルというか調査と推理していく。

最初は軽いタッチ。事件も関係も謎も。でも気づいたら物語の本質に触れ始めてそこから凄く大きな天野ワールドの渦に飲み込まれてのめり込んでいく…今回もそんな感じがする。

推理に関してもヒントは散らばりながらもロンの種明かしまではトト含め私たちも分からないように工夫されているけど名探偵コナンよりは少し読者も推理がしやすい物語運びになってるし、正直13話までの時点ではそんなに細かくこだわらず深く考え込まずに事件を追っていく(読んでいく)分にはライトに楽しめる

ドラマや映画の迫力、重厚な本格ミステリー小説と比べたらスリルに欠けてしまうかもしれないけど、推理モノをこれまで読んだ事が無かった人にも取り掛かりやすい。
金田一少年の事件簿とか名探偵コナンが好きなら鴨乃橋ロンも楽しめる

私も大丈夫なのこれ?と不安な意見を多く書いてはいるけど期待を大きく寄せて気に入っているからこそ。
つまり私個人は「面白い」と感じた。
最近の作品に多いけど鴨乃橋ロンの禁断推理もお試しで最初の3話は無料で読めるから、天野先生の他作品を知っている人ならそれだけで合う合わないはっきりわかると思う。

もしも思っていたのと違っても、見方を変える事で新しい発見があるかも。

鴨乃橋ロンの禁断推理はジャンプ+でほぼ毎週配信

連載開始移行ほぼ毎週配信されている最新話5話くらいが無料で配信されていてコミックスは現在6巻まで発売中。
ジャンプ+で一番初めの1~3話目も無料で読む事が出来るので、まずはどんな雰囲気かを確認する事が出来る。(読むなら必ず1~3話から!最高だから!)2022年5月現在

ジャンプ+でのポイント購入で読むか他のサイトで電子書籍を購入すると数クリックで読めます。禁断推理はコミックスの中も美しくてオススメです。


ebookjapanでは試し読みページ増量中!

コメント

タイトルとURLをコピーしました