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2025年1月~見た映画・ドラマの感想

2025年1月~見た映画とドラマの感想 視聴済み映画&海外ドラマ
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2025年1月から見た映画とドラマの感想。ドラマはシーズンの最終話を見終わったタイミングで、途中で視聴を止めたものも下の方にまとめています。

極力ネタバレなしで見終わったドラマや映画の感想を自分用の記録として載せています。
2021年に見た映画・ドラマ一覧
2022年に見た映画・ドラマ一覧
2023年に見た映画・ドラマ感想
2024年に見た映画・ドラマの感想

洋画メインでドラマ・邦画・海外アニメーションもここにまとめています。順番は見た順。
作品を見た配信サイトも表記していますが常に配信されているわけではないので視聴したい人は配信中か個別で確認をお願いします。
あくまで個人の好みなので感想の長さと面白さは別物ですが何かの参考になれば。

青春探偵ハルヤ~大人の悪を許さない!~

1/4・日本ドラマhulu

Huluでのあらすじから想像した内容やノリとは違ったけど面白かったです。

キャラクターの個性と演技がマッチしているしそれぞれの役割分担がはっきりしていて明快、事件も一話完結でみやすかった。

ただ全体を通して一部の側面においてなぜ?と思う部分がちょっと過剰にあったのと、本当はもっと深みがある部分がありそうなのにそれを匂わせながらも結局伏線でもなんでもなく終わってしまったのが残念だった。

特に主人公回りなんだけど、一話からたびたび出していた設定というか今後とか最終話付近で回収されていく要素かなと思えるものが一切回収されないし、ちょっとした人物像が最終的にどこかにつながっていくように見える場面があるのに終わってみれば時間稼ぎの場つなぎにしか使われず終わっていたりというのが、途中で考察を楽しみながら見ていた分なにもなくて、終盤になるにつれてなさそうな予感はあったけど本当になくて物足りなさがありました。

それぞれの事件に関してはまあ、本格的に警察とかの邪魔にならないレベルである意味プロではない学生ならではといえる感じのアクションと解決だったので軽い感じで見る事はできるんだけど悪く言うと雑というか、その後どうなったの?と思えることも多いけどテレビドラマ作品としてみせたいのはそこじゃなかったのかも。
序盤の事件と後半の事件でもなんとなくだけど、人間ドラマみたいなものが見え隠れしたかと思うと霧散したり主要キャラたちの変化や成長がありそうなシーンがきたかと思うとどたばたでなあなあになったり結局のところ解決をしたいのか依頼を遂行して終わりなのかが主人公から受ける印象とはちぐはぐに見える時もあって、なぜなにのためにという部分もベースのキャラとかからぼやけることがあってすっきりとはいえないんだけどまとまりとしては悪くない感じに毎回仕上がっているので結局まぁいっか楽しかったかなプラスという感じ。

ホテルマン 東堂克生の事件ファイル

1/5・日本ドラマhulu

第1弾と第2弾をまとめて視聴。第1弾は八ヶ岳のホテル、第2弾は鬼怒川温泉の元旅館を舞台にそれぞれで起きた事件を追っていく話。

主人公はどちらもホテルの支配人として働く東堂さんを中心として事件にかかわる刑事や同じホテルで働く人たちが出てきて単純な事件の真相を捜査していくのも面白いし、ホテルを訪れる人やそこで働く人の思いなどが垣間見えたりして温かみがあるのが自分も訪れている気分で楽しめていいです。

こちらはHOTELという漫画が原作となっていてすでに過去にテレビドラマ化していたシリーズのスピンオフという位置づけ。
以前のテレビドラマは放送されていたことを知ってはいるもののちゃんと見たことがないけど確かこんな雰囲気だったなとその雰囲気も感じられる。
『駐在刑事』みたいに少し都会から離れた土地が舞台とか、リゾートやくつろげる場所が舞台の作品は好きなのでこれからもまた不定期でもあったらうれしいな。

第1弾と第2弾では舞台となるホテルも別なんだけど1からの関連も少しだけあって、順番で見るのがおすすめ。
そしてもし今後も作られるならまたこれまでに出た関係者も出てきたら楽しそう。1と2で続けて見たけど2を見ている時ですら1のあの人たちでないかなーと思ったので。

旅人検検視官 道場修作

1/5・日本ドラマhulu

亡き妻の日記とそこに綴られた思いや俳句を胸に旅をする元検視官が、旅先の魅力に触れているとなぜか事件に巻き込まれて…というサスペンスドラマ。

第1弾『山形庄内 湯浜温泉殺人事件』第2弾『愛知県蒲郡・西浦温泉殺人事件』第3弾『鹿児島県・指宿温泉殺人事件』が一度に配信開始となったので順番に視聴。

毎回、有名な人の俳句や妻が日記に残した俳句だけでなく観光先の料理や文化と歴史などを視聴者も味わうことができる一話完結型のドラマで、人柄も事件の真相とそこに迫る流れも穏やかだったり意外なところが伏線になっていたりと楽しめました。

一人旅ながらも常に妻と一緒に旅行をしている姿、そしてなぜか周りには人が集まってしまう当たりの良さが発揮されていて事件は毎度もちろん殺人がらみなんだけどそれだけではない魅力にあふれる作りで癒されるし優しい気持ちになれるのがとてもよかったです。

令和サスペンス劇場での作品なんだけど時代を感じさせないけど今どの年代の人が見ても楽しめる良さ詰まっていて見やすいのも、変に突飛なことや早すぎる何かを入れたり時代遅れに感じるでもない操作や人間模様などどのバランスもよかったし、またこれから年に一回から数回ごとでも放送してくれたらいいなと思えるシリーズでした。

離婚弁護士スパイダー Season2~偽りと裏切り編~

1/10・日本ドラマhulu

最終話の配信開始してから見ようと思っていたので視聴。
最初の雰囲気からはシーズン1と違って一話完結ではなさそうだったけどシーズンのなかでいうと前後編に分かれているような形。
前半は連続のエピソードで後半は一話完結で、どちらにしろ一話20分くらいなので見やすかったです。

どれもわりと最近話題になったような事例や人物像が盛り込まれていたり、ありがちな展開もあるけど予想外の展開もあったりして面白かったです。

シーズン1を通しての問題から少し続いていた部分も解決しつつ、これからもガンガンいろんなケースを対応してくれそうな強さとやさしさを見せてくれて痛快でした。

なんでもやっつけてスカッと、っていうだけじゃなくて事件や経緯の裏にある人の様々な本当の想いや情にも寄り添った流れがあり、必ず正解が一つではなくそれぞれにとって良い形に落ち着くケースがあるのもメインキャラ含めてよかった。

一応メインの人たちのあれこれは片付いてしまったけどまたシーズンが続いたら見たい作品。

ドラマSP 家政婦は見た!2015年版

1/11・日本ドラマhulu

コミカルな雰囲気の作品紹介サムネイルから見てみたものの中はコミカルな要素は少なく、コミカルというよりは違った雰囲気のそれっぽいシーンはありました。
とはいえ全体的に重くもなくさらっと見れました。

ただこちら、第2弾だったらしく話が分からないわけではないけどなぜ2作目だけが配信開始になったのか疑問。
それが抜けているせいなのかメインの人たちの説明はあるものの少し何かの事前情報が抜け落ちてるように感じられたのと、元の家政婦は見たドラマシリーズに似たつくりになっている?からなのか、10年くらい前の作品なんだけどそれでもノリとか会話が少し古めに感じました。

それと何かしらの違和感があって、その違和感が自分でも何なのかよくわからないんだけどとにかく何かが変というか妙な感覚です。

元の家政婦は見た!はどの作品も見ていないから何とも言えないけど、家政婦のミタとも方向性やテイストが全く違った別作品なのでそれらを期待してみるとちょっと違うとなるかも。

エージェントファミリー〜我が家の特殊任務〜

1/14・日本ドラマhulu

私には合わなかった。けど50分だけなのと、家族が早々に合わないなかでの楽しみを見つけていたので最後まで視聴。
お話の内容もだけど、役者さんたちはそれぞれ素敵だけど割り当てられたキャラがなんかちょっと違うというか、ほかのキャラのほうが役者さんの魅力が活きる気がした。

序盤で出た食べ物に関するシーンと、漢字のシーンはちょっと面白かったです。

他はやっぱりあわなかったんだけど、こういう作品があると他の作品を改めて見たいと思ったり別の視点からの良さに気づいたりできるのでそういった発見があるという点でも見て良かった。

精神分析医 氷室想介の事件簿

1/15・日本ドラマhulu

第一弾と第二弾を続けて視聴。

時折出てくる精神分析用語は聞いたものがあったりなかったりで、表示がばばーんと出るのがちょっと漫画を読んだりゲームを遊んでいる時みたいで面白かったです。

事件はそれぞれ独立しているので片方だけ見てもいいスタイル。
主人公の性格も個性があるし、ほかの人たちもキャラ立ちしていてよかったけどなんとなく時折出る話題とかシーンで違和感があるな、と思っていたらWikiを見たところ原作では刑事は本来男性キャラのようでそれでかと納得。

作品内で男女コンビにする方が面白いとかそれぞれならではの視点があるとかならいいけど最近比喩等ないところで比率を同等にしようとしてる動きがあるのか、そのせいで作品に違和感が出てしまったりするのは逆効果なのではと感じます。
今作も女性にしたことでより輝いていた場面も特に感じられなかったので、必ずそのままにしてほしいというわけでもないけどちょっとの変更が違和感や何となく続けにくさにつながるのはもったいないかなと。

とはいえそれも気にしなければ今後も続編が出たらみたいなーと思う内容でした。

バック・イン・アクション

1/17・アメリカ映画・Netflix

007とスパイキッズの間に挟まりそうなスパイアクションでおもしろかったです。

Netflix制作に限らずだけど最近のこの手の作品で昔の音楽とか映画などを作品内で絡ませつつここぞというシーンでそれに合わせた音楽や動きで魅せるのがとても好きでこれもよかった。

最初は子供がもっとフォーカスされるのかと思ったけどこちらはスパイキッズよりも大人側に焦点を当てているのも、大人側も子供側もどちらかを上げるために落としたりすることもなかったのでかなり見やすかったです。

内容も大人視点だったり親視点だったり子供視点だったり、そして親であり子供視点だったりがいろんな角度からあるのも面白かったし、ほかの作品でもたまにあるけどそれぞれの家庭でのそれぞれの家族の形があるっていうのを受け入れやすくしているし今回のドタバタの理由とぶつからずバランスよく心情とアクションが組まれている作品でした。
お話もそれほどびっくりとか新しすぎるってこともないけど古いというわけでもなく、何番煎じでもこの家族として楽しめる作りで見やすかったし続編もできそうな雰囲気を醸し出していたので続編が出たら見たいです。

ひとつ苦手な点としては、年配者が元気に活躍するのは好きなんだけど国によって好んで入れてる要素が入ってたので、私としては会話とボディランゲージから十分読み取れるからやりとりだけでよかったのになーという点のみ。オープンで自由なのを表すのにわかりやすいからなんだろうけどイギリスとかあれを露骨に多めに入れるのすきだよね、という印象。

最強のふたり~京都府警 特別捜査班~

1/21・日本ドラマhulu

京都を舞台に定年退職したものの呼び戻された刑事と現役の女性刑事を中心に新たに特別捜査班として組まれたチームで事件にあたる人情刑事ドラマ。

男性刑事は独自の捜査法を確立していたものの現在は妻を亡くしシェアハウスで暮らしつつ婚活していて、女性刑事は仕事一筋できた人。
この二人がぶつかるというか喧嘩というか、合わない感じでいつつ毎回の事件にあたるのだけど事件がどれも面白い。
京都ならではみたいなのはほとんどなかったけど男性刑事の飄々としつつ捜査していくところ、女性刑事は立場を最大限に使いながらの捜査をしていくところが真逆ってわけじゃなくてそれぞれの情熱に基づいて事件や人に向き合っていてよかった。

水と油みたいな感じの二人にするためなのか、特に女性刑事からやたら強くつっかかる場面が多くてそれに対する男性刑事の反応も正直に言うとどちらもそんなに好きな要素ではなかったし、互いの捜査からたどり着く答えへの流れが至高とかふたりがふたりで最強たらしめているわけじゃなくてそもそもが最強で同じチームに最強がふたりいるって感じ。
で、それだけでなんか馬が合わないながらもそれぞれのやり方や力は認めてるでいいんだけど、無理やり関係をややこしく見せる一言があったり、上司たちの茶々入れも微妙な感じだったりと毎回ちょっとだけ一味足してくどくさせてしまってるような印象があった。
とはいえ10年くらい前の作品だし、そういうの入れて当たり前みたいな作品が多かったし今もまだあるのでしかたないかな。

事件の雰囲気や捜査の流れとか事件解明はもっと見ていたかったけど二人も周りのメンバーも含めての性格とやりとりはもういいかなーという感じでした。

レンタル救世主

1/30・日本ドラマhulu

依頼は一話完結ながらあくまで焦点はこのレンタル救世主のチームにあって、主人公がレンタル救世主になるところから周りの人たちのことを知っていく中で自分のことも知り、それが周りに影響が広がっていくのがとても良かった。

それぞれのキャラクターたちが個性豊かなんだけど開いてみるとすごく人間味に溢れてて、悩んだり苦しんだりもがいたりしながら必死に、この仕事をしていく中で自分のことも見つけて自分のヒーローになっていくところ、人のあり方や優しさの底の部分を思い出せる優しい作品。

いきなり始まるラップバトルとかぶっ飛んだところも少しあるけど、それもドラマならではの良さだしリアルに寄せすぎて違和感を覚えるよりずっといい、いいフィクションで気楽に楽しみつつ感動したりアクションも楽しめました。

なんでそれがそうなるの?とかそれがそうなる理由は一体?って思う点もちらほらないでもなかったけど、お話としては主人公だけじゃなくて周り含めて全て綺麗にまとまっているので続編とか考えずきれいにきっちり終わっているし最後の最後までしっかり回収していってるので続きはないんだけど、このバイブスを受け継いだ作品はまた出てほしいな。

ミヤコが京都にやって来た!

2/6・日本ドラマhulu

全6話のパート1と全3話のSPを視聴。

最初のパート1は離婚してから12年間会っていなかった実娘が突然やってきたことから展開していく年末のお話でSPはその後に続く夏のお話で、それぞれ内容としては完結しているけど夏の続編はパート1ありきの内容。

共感しやすい内容かと思ってたけど見てみたらあけすけの中でもすれ違いを作り出すためか異様に思えるほど話題に上がらない点がいくつかあるのが気になったりちょっとわからない感覚もまあまあ挟まれていたけど、取り扱ってる話題や発想からするとこれが今どきという感じなのかも?ということで共感はできなくてどちらかといえば苦手な部分もあったけど得るものもありそうだし新しいものを知って見る気持ちで楽しめました。
一応最後の最後で伏線回収というより補足説明的に告げられる部分が多かったからそれでやっとほっとしたけど前半の隠れっぷりはなぜという気持ちは少し残ったかも。

最近見ていたいくつかの京都を舞台にしたドラマの中でも生活やお店もさり気なく取り入れられていて、いい意味での古き良きも今も息づいているというか根付いている何かを感じられて景色やお店を見るのが楽しかったです。
親子の関係に関してはあまり興味がなかったけど、お父さんの性格とか反応は面白くて見やすい安心感があったり、いろんな縁のつながりも押し付けすぎず感じられてよかった。

マル秘の密子さん

2/14・日本ドラマhulu

「トータルコーディネーターが手段を選ばず依頼を遂行し人を変えていく」みたいな説明が気になって視聴。

あまり紹介文もサラッと読む程度で前情報を入れないように見ているので最初はてっきり一話完結型で色んな人や家庭の人生を変えていくハートウォーミング系かと思っていたら全然違った上にスタイルもありストーリーも肉厚でめちゃくちゃおもしろかったです。

序盤は本当に強力なサポートでコーディネートされて行くことにより人が変わっていく明るく軽やかで爽やかな導入からどんどん増えていく謎と疑惑から紐解かれていく真実、人の思いが見事に重ね合わされ次の展開へと反応を起こしていく流れがミスリードも含めやりすぎず、見ていて辛い場面や笑える描写もあるのに心が話から脱線しないしわかりやすくわからなさを楽しめるテンポで伏線回収があり、メルヘンなおとぎ話のようでありながらそれはないしょというツッコミは起こらない(元飲食店現住居みたいなのは気になったけどそこは気にするのは野暮かなと)地に足ついた人物像や話の進みはわりとしっかりした推理小説を読み進めているような感覚もあり、着地点もとてもよかったです。

一話完結系でこういうストーリーも好きだけど全ては一つの出来事を軸に絡まって渦巻いて見つけていくお話もとても好きなので満足感がとても高かった。
展開や内容は人の死もあったりするし考えさせられる場面やちょっとぞわっとくるところもあるんだけど引きずらないし、社会の闇とか人のドロドロも描いているのに上品というか汚くないというか、見せ方何だと思うけど出しすぎずに察せられる形をしっかりと取っていて肉厚なのに脂っこくなくてとても見やすかった。

あと、家族間でのありがちな感情から行き過ぎた発言はあったもののそうじゃなく熱い思いで人を落ち着けたり考え直させたり諭すような、古いのでいえば「田舎のおっかさんが泣いてるぞ」みたいな場面で出てくるセリフが、無理やり視聴者を泣かせようとしてくるでもなく自分の感情を最前に押し出したものでもなく親愛の心からの言葉が本当に相手をおもんばかっているから出てる言葉がどれもするっと入ってきやすかったのもすごくよかった。

キャラクターもみんなしっかりとした人物像があって、薄っぺらい位置づけの人も含めみんな厚みがあるし、見ていく中で印象が変わったりするのも違和感がなくてその変化を楽しめるのもすごくよかったし、こうして作品を見ていく中で事情がわかると視点が変えるというところから視聴者側にも『あなたが変われば、世界が変わる』をたった10話できれいに体験させてくれていて嬉しい贈り物をもらった気分。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

2/22・長編アニメーション作品・Netflix

スーパーマリオブラザーズのゲームは小さい頃から遊んだりして馴染みはあるし、ストーリーのある作品も遊んだことがあるけど映画になるとなるとどうやって?とあまり想像がつかなかったので楽しみな気持ちもありつつ未知の世界という感じで視聴。

いざ見てみるとおなじみのキャラクターたちやギミック、音楽が盛り沢山でゲームからではない音楽もあえて少し前の時代のものが流れていたりして面白かったし、お話としてはありきたりといえばありきたりなんだけどマリオらしさを失わない感じでよかったです。

主に出番や視点はマリオが主人公ポジションだけどマリオとルイージの兄弟っていう軸もしっかり描いているし、どうして今回のことが起きているのかとかどうしてマリオたちや他の生き物が違うかとかにも合点がいく設定があるし、説明もしすぎずさりげなく見て取れるおかげでマリオのゲームを知らない人でも楽しめるアニメーションでした。

もちろん知ってるとより楽しめるという小ネタやらが盛り沢山だったし、マリオやルイージってゲームでは性格や個性はしっかりありつつあまり喋らない事が多いけどそれを破壊しない程度に人間味というか、映画向けに仕上がっているのも興味深かった。

お話としては1作の中できちんと広げて折りたたんでいるもののまた続きを作ろうと思えばまだ広がりができる感じがあって、様々な試みとしても成功してる印象。

夢があっていいなってシンプルに思えるのはうまくいえないけどマリオブラザーズや多くの漫画やゲームが広めている受け手へのイメージだと思うので定期的にこういった作品を見ることができたらいいなと今後にも期待。

無能の鷹

2/25・日本ドラマ・Netflix

有能そうな無能さんと無能そうな有能さんがコンビを組めば最強!?みたいな作品紹介から見たんだけど、ちょっとこの説明は違う感じでした。

お仕事コメディだけど思い込みやタイミングからとんでもない勘違いが織りなすドタバタと謎解決が気持ちいい作品で、それだけじゃなくその周りに一見関係なく起きることが波紋のように影響しあって色々感じて学んだり変わったり本来の根っこに気づきなおせたり、とできるのにさっぱりしていて見やすかったです。

実生活でもこういう勘違いや思い込みでお互い認識がズレたままなぜか会話が成立してしまって後でパニックになったり勘違いのお陰で上手く行ったりなんてこともあるので、それが毎回起きる感じなんだけどその流れが大げさすぎずでもドラマチックで面白かったしぱちっとハマる感じがよかった。

マル秘の密子さんでもそうだったけど、同じ状態でも人の心とか見る角度や考え方で色々変わることもしばしばあるし、誰かにとっての世界がそれで変わったりするというのも結構あるものなんだなというのをそれに意識を向けずに教えてくれている感じも終わり方も好きでした。

また、見ているなかで「これってどうなの」とかちょっとだけだけど尖った気分になる時ですらそれも自分の中で凝り固まった固定観念が浮き彫りになってるだけなんだなと自分のことも顧みたりできてそれも面白かったです。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

3/4・アメリカ制作映画・hulu

パラレルワールドとカンフーということで面白そうだったので視聴。
なんとか賞受賞とかパートいくつ、みたいなチャプター分けされてる作品は合わない事が多いからうーん?と思ったけどこのタイプの作品にしてはアクション(カンフーと展開としての動き)が早めに始まったのですぐそちらに集中。

苦手要素がまあまあ入っていたんだけどお話としての着地点が気になって見ていたほうが大きく最後まで見たけど結果としては主人公の愛と税金(確定申告)を夢ってこんな感じだよねというシーンを忙しく詰め込んで駆け抜けて終わった感じだったのでお話としては期待した結果や内容ではなかったです。

とはいえそれも個人としての期待であって、あの先に出る解決策やわかりやすい持論が提示される作品だったらもっと革新的と話題になっただろうし、苦手な要素もそれこそこれからのマルチバースやパラレルジャンプを取り扱う中で出てくるものを入れてほしい気持ちもあるけどそうすると人類には早すぎとして話題に上がらないとか視聴者の理解がおいていかれてしまうから共感しやすいとかとっつきやすいわかりやすい餌にしてあるのかも、とも思うし漫画とかである「作中の天才は作者の頭脳範囲内での天才でそれを超えることはできない」みたいな状態にも思えるし、どちらかはわからないけどまあ今の時点でできる作品はこんな結果になるよねという印象でした。

何もわからない平凡な人がパニックに流されるまますごいスキルを身に着けて、みたいな異世界系でもおなじみな感じを怒涛のアクションで取り入れてるみたいな見せ方は面白かったし、方向性を変えたというか自我を加えた導きは個性があってよかった、とも思いつつやっぱり知る以上を与えるってあの勢いだとやっぱり難しいし結局のところ始点も中間点も終点も何がどうあっても主人公のシナプス細胞ですべてが完結している妄想世界に留まってる感じだったのは少し残念。
とまとめて思ったのは今回みたいに特に家族とか親友とか特定のつながりがある人たちが絡んでくる内容なら私は誰かと共有する形に進むパラレル世界作品が好きなんだなと発見できたということかも。

色々浮かぶけどまるで逆に心理からは目を逸らされたような感覚にもなったので、レストランで注文した料理を待つ間、こちらに背を向けている先客のテーブルからゴマが落ちたのを目撃したような気持ち。

オクラ〜迷宮入り事件捜査〜

3/8・日本ドラマ・Netflix

警察署内で公の捜査が一旦打ち切られお蔵入りとなった事件を扱いつつ古い書面保管されているアナログデータをデジタル入力したりするいわゆる墓場とも呼ばれている部署にこれまた過去にやらかしたり厄介者と認定されたある意味ちょっとした問題刑事が追いやられるように集まってしまってもいる部署に若手が入るところから、長らく解決の目処が立たなかった事件に目を引く情報が飛び込むところから始まる人情とミステリーありの刑事ドラマ。

一話目から引きこまれ序盤は個別の事件を捜査する中で単純な事件の解決だけではなく事件の真相が明らかになるにつれチームや個別の成長が見られて面白かったです。

チームのバランスは良いけど絆みたいなのは一定数ありつつそこまででもなくメインは目玉ともなっているダブル主演の、新規に配属された若手刑事と昔ながらの捜査を人情と正義を持ちながら動く昭和刑事(公式の紹介表記が令和刑事と昭和刑事だったので借りました)のバディが中心となって描かれています。

ちょうど漫画の『K2』でも新旧の医者を取り扱ったエピソードが公開されて読んだばかりだったのだけどどちらも新しいを否定するではなく古くからある切り捨ててはいけない部分も教えていく面とかは偏りがちな情熱がときには狭めてしまう視野をほぐして和らげ自分で感じ考え学ばせる表現がわかりやすくて好感が持てました。

最近になってくると目まぐるしく移り変わっていく時代になんだかんだ対応してきた世代が指導する位置になってきているのも、変化を突っぱねるではなく課題として乗り越えたり自分も教える中で学びながらまだまだ成長していく形のお話が増えていてとても嬉しいです。
あとなんだか良かったと思ったのが、私があまり巡り合っていないだけかもしれないけど意外と少なく感じる「友情を多く含んだ事件」を取り扱っていたのが興味深かったです。遺族に伝えて区切りを迎えるというだけでなく長く事件を抱えたままの被害者関係者のことも少し描かれていたのもシーンとして見ることができてよかった。親子とか恋人夫婦とかの事件が多い中で友情を見直したり改めて感じたりという事件は、事件があるというのは悲しいけどドラマとしてはこれからももっと見たいです。

で、それだけじゃなく最初から眠っていた事件が解決して目立たしハイ終わりじゃなく謎や推理が出てきて関係ないようにも思えたことが絡まりほぐれて開けていくのがまるで探偵ミステリー物を見ている時の疾走感というかパズルを解く最中や解いた時の達成感もあって引き込まれました。

ただ後半になると主人公たちの心を荒ぶらせる意外性にかなり重点をおいたからなのか、アクションも動きも新事実もたくさんあった割に結末としてストーリーやテーマがあまり印象に残らなかったというか序盤にあった練り込まれた繊細な和菓子みたいな感覚は消えてしまっており、ネタバレになるので載せられないけど最後のまだ続きそうな感じの終わり方は私には逆に「もう正式な続きはやらないんだろうな」と受け取りました。

途中で見るのを止めた作品

リアリティ番組など、飛ばしつつ見た作品もこちらに含めています。

ホットスポット

1/21視聴・hulu

ジャンルとサムネイルから気になったので視聴。笑えるシーンもありつつ、家族がこのスタイルの笑いは飽きてしまうタイプなのと、じわじわじっくりしみ込んでいくスタイは今少し気が散りやすいので1話で視聴終了。

ナイト・エージェント S2

1/29視聴・Netflix

今シーズンも人気は高いし3へも続きそうらしいだけどシーズン1での良さが全部削ぎ落とされてよくある要素もりもりで私の苦手なスタイル(前シーズンでそんなことなかったのに作中ですんなりいかせないために無能になったメインたち、長引かせ主人公たちが悩んだりするために出てくる感情的なお邪魔要員キャラたち)になってしまっていて、序盤はまだ仕方ないかと思ったけどだんだん苦痛になったのと家族の方が先に今回面白くないと放りだしたので10話しかないのはわかっているけど7話で視聴終了。

全領域異常解決室

3/10視聴・Netflix

好きな女優さんも出ているしスーパーナチュラルや神様が絡んだお話ということで気になって視聴。
ただもう映像の色味で苦手なテイストかも、と思いつつ役者さんたちからして見やすいポイントが入ってくるかな、とも期待したんだけどそういうのはなくつつがなく1話通してシリアスでダークだったので多分期待している要素が得られないのがわかったため1話で視聴終了。

SPECとかみたいな感じがありながらもある意味真逆というか、SPECは数年前に楽しんで視聴できたけどこちらはくすっと吹き出して息抜きできる要素がなかったのと全領域異常に対して期待した要素とはおそらくずれるというか、1話の事件の流れと話の中で割と強調していたいくつかの印象付けのセリフから自分が求めてるのと違う方向性にいくんだろうと教えてくれていたので少し迷ったけど今はこのまま見ても楽しめなさそうだったので。あのテイストが今の気分じゃないというのも大きいのでまた少し期間を置いたら楽しめる時期がくるかも。

左目探偵EYE

3/11視聴・hulu

サムネイルの雰囲気から実写版『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』みたいな感じかな?と思ったら実写版名探偵コナンと同じ脚本の方?らしい。
超能力を手に入れた感じの紹介文だったのでタイトルからしてもそれを駆使して探偵をするのかと思ったものの、見てみると連続して一つの事件というか問題に備わった情報から関わっていく形のようで思っていたのと違ったということと、キャラクターや感覚が時代からずれちゃってる(15年くらい前の作品なので当たり前)ので今はそういう気分ではないので1話で視聴終了。
ちょっと今となっては感覚的に古さが出てしまってるにしてもお話の内容は1話だけでも面白そうだったので放送当時か5年以内くらいに見る機会があったら楽しめたかも。

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