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損切り設定と枚数(ロット数)の設定

トレード勉強
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損切り設定(逆指値)についてちらほらと載せたりしていましたが私が行っている方法で、損切り貧乏や損切り地獄から抜け出せた方法です。

損切りの1回の損失を自分で決める

皆考えなくても分かっていればそれに越した事はないですがもしかしたら私の様になかなかつかめずにいる人がいるかもしれないので。
よく言われているのは
損切り設定は1回のトレードで1%、一日のトレードで5%以内に損失を抑える
という事。これはとても大事だと思います。ただこれだけを守ると私みたいに軽く考えているととんでもない事になるのでもう少し私がはっとした方法を紹介します。知っただけで損失自体減ったし損はないと思います。読んでみて全部当たり前じゃん、とか違う方法を確立している方もいると思うのでこれが唯一の考え方ではないです。

それに合わせて資金が増えたけど一度に取引するロット数をいつ増やしていいかわからない、にも応用できると思います。あまり悩まなくて済むのは楽ですよね。
ルールに無理やり自分をはめ込むのではなく自分に合うルールを見つけて調整していきます。学び方や手法も同じですね。

1%というのはFXに充てている資金の1%です。10万円なら1回のトレードで損失を1000円、一日の損失を5000円に抑える、という事です。これだけは結構簡単に守れます。
一日の損失を5%に抑えるというのは具体的になぜというのは私は分かっていません。多分気持ちを切り替えたり、検証しなおしたりするために仕切り直しをする事や、焦って感情的なトレードを未然に防げるからじゃないかと思います。

少額だと5000円も減ったら慌てますよね。初心者で毎回勝つのは難しいです。プロでも負けが続くときもあるらしいので。しかも、5000円の損失を2日出してしまったら資金は9万円になります。そうすると1回の損失は900円まで、となります。

失敗が多いし資金も減ったから最初から損失許容額を減らしておこう、と思うと難しい。
私が失敗を繰り返したのは単純に「1万通貨で取引して1pips100円としてpips固定しておくんだろう」と思っていたからです。
しかもFX業者には最初から損切りpipsを指定しておける機能があったので、最初からそれを1%の数字にしておけばいいんだ!と思ったんです。

資金に余裕があってロット数も少なめにきちんと計算してトレードしている人は心配ないと思いますが10万円スタートの場合動いても大丈夫なpipsは10pipsです(1万通貨取引でクロス円の場合)。
値幅の動きが大きいとあっという間に到達してしまう。そうすると焦ってつい損切りラインを移動させてしまったり、自棄になって損切り乱発させたりします。資金が減るにつれて8pips、7pipsと減っていきます。もっと損失抑えよう!ときつきつにすると5pips動いただけで損が確定してしまうんです。
なので余裕のある状態とかよほどエントリーに自信がある時でないときついです。

それで私は「損切りラインが近い分、エントリーの場所を見極めて絞りに絞ってエントリーしなくては」と思うようになりました。もちろんエントリーポイントの見極めは大事ですがそこまで絞れるエントリーは普通にトレード出来る場所よりさらに少ないし、初心者には見極めが難しいです。

損切りラインは固定しない

本題に入ります。
苦しんでやけになって資金を減らしまくってエントリーに悩んでいた時教えてもらった逆転の発想(というと大げさですが)。
まず私の考え方の手順が間違っていました。
損切りラインは毎回固定ではなくて、きちんとチャートに合った場所に置くこと。そことエントリーポイントの差額を引いて、資金1%から割る事でトレードするロット数を決める。
毎回計算するのは面倒ですが、これをすることによって損切りラインの幅に大きな余裕ができます。
どういう事なのかもっと具体的な説明と簡単に計算する方法を載せます。

例えば下の図でいくと


上がってきている相場で押し目買いを狙って厳選して青いラインの92.036でエントリー。資金が5万なので損切りラインは5pips下の91.986にした場合少し大きく戻って91.985まで下がってから予想通り上がっていく。でも5pipsにわずかにタッチしてしまったため損切りに、という事が起きます。この、方向も入る場所も合ってたのに損切りに合うって悔しいんですよね。

損切りの場所の設定は私もまだ絶対ここ、と言える場所はないですが、たとえはここではさらに1つ前の安値より少し下、91.883に設定したいとします。でもそうしたらエントリーポイントからのpips差は15.3pips!1万通貨で取引すると損切りになった場合1530円も減ってしまいます。
5万円の資金なら3%以上です。
となると賭けに出てそのリスクを負うか、ぎりぎりに設定した5pips下に設定するか、で悩みます。
悩んでいました。

これを逆に考えて、チャートに無理なく合わせる15.3pipsを1%の損失に抑えるための計算をして取引ロット数を決めます。
元々5万円の資金で1万通貨での取引はリスクが大きすぎます。そこで便利なのが1000通貨です。1000通貨じゃ10分の1、と思うかもしれませんがこれが計算すればそうでもないです。

自分でpipsと損失額を計算してロットを導き出す

計算の仕方は
資金の1%÷(エントリーポイント-損切り設定ラインの数値)=取引ロット数(枚数)になります。
例えば上で行くと500÷(92.036-91.883)=3267.9738
500÷0.153=3267.9738

なんのこっちゃ?となりますね…なのでもっともっと簡単に計算する方法を紹介します。
まず最初にエントリーしたい数値から損切りラインにしたい数値を引きます。売りの時も同じようにして-は取り除きます。pips差を出したら、金額の1%の下二ケタを省きます。

500円なら5、700円なら7という感じです。1%が758円だった場合も四捨五入で7とした方が安全ですがその辺りの考えも後に載せます。
5÷0.153となりますが、この右側の数値も単純にpips数にします。15.3pipsなので

5÷15.3=0.3267973

ここで見るのは0.32くらいまでです。0.3まででも大丈夫です。1万通貨単位だと思って、0.3なら0.3ロット。つまり1000通貨で3ロットまで取引しても15.3pips反対に行って損切りしても500円以内に納まるロット数、となります。

私は計算が苦手なので、あらかじめ資金の1%が500円の場合~2000円の場合と移動pips数が10pips~50pipsまでの表を5pips単位で作って下二ケタまで載せています。下一桁が取引ロット数になりますが、次の数字が大きい場合で四捨五入についてちょっと自分で調整もできます。

500円資金の場合20pips差の損切り設定をする場合0.25。2ロット半となりますが、例えばぴったり20pipsではなく18pipsで実際には1%は580円だったら3ロットでもいいかな、とか、少し自信ないから少な目にしようかな、とか調整ができます。
エントリーによっては5ロットで取引したりすることもあるので1万通貨から10分の1にはなりません。

何度も言いますが計算が苦手なので、表を作っておくと楽です。
5÷10=0.5 7÷45=0.45などなど。
これを応用して、資金が増えてきたときも同じように損切りラインまでのpips数に合わせれば額が大きくなった、と慌てなくてすむかもしれません。

この計算でいくと、20pips以内に損切りラインを設定する場合資金の1%が2000円以上なら1万通貨を1ロット取引できます。つまり資金が20万超えれば20pips以内なら1万通貨での取引ができる事になります。

損切設定のまとめ

まとめると
資金の1%、八百円なら百円(0を2つ)省いて、エントリーから損切りに設定したい価格のpips差を計算して8÷pips差=取引ロット数に設定

計算が得意な方は毎回計算するもよし、メモに表を作ってあらかじめ全部計算しておくもよしです。
これを設定してからは損切りラインの幅を後から広げる事もなくなったし損切りになっても1%超える事は計算ミスしない限りなくなりました(一度間違えました)。気持ちに余裕もできます。

損切り設定に悩まないのでストップロス(損切りライン)を置きやすいし、取引ロット数も計算で出たロット数かちょっと少な目にしておけば損失も減ります。エントリーポイントも良かったし方向も合ってたのに損切り幅狭すぎてロスカット、何てこともほぼなくなります

注意はクロス円の通貨は1pips100円とか10円とぴったりの数字ですが、ユーロ/ドルとかオーストラリアドル/ドルは少し金額が変わってくるのでロット少な目にしておくといいです。

当たり前かもしれない事を書きましたが私はこれを知ってからかなり変わって余裕を持ってトレードできるようになったので資金が少なくて固定の損切り、逆指値を設定するのが苦手で設定しても動かしちゃう、と悩んでる方がいたら参考までに。

幅を大きくしたら気持ちに余裕ができても取引枚数が減る分利益は減りますが、大きなリスクを避ける事の方が大事だと思います。コツコツドカンで資金を減らさず守るための考え方の一つと考えてみれば逆指値も設定しやすくなると思います。

1%に抑える事も大事ですが固定するのがいいかというと少し違うので良ければ次の記事「損切りの金額は自分で決める。自分で減らす。」も合わせて読んでみてください。


ヒロセ通商でちょっと嬉しかった機能は、注文画面で逆指値の値を入力すると自動でマイナスいくらなのかリアルタイム表示してくれること(指値注文を入れる時もいくらの利益になるか金額を表示してくれます)。

ロット数を増やすとちゃんとそれに対応した数字が表示されるので計算したり表をみなくて済むのが早くエントリーしたい時とっても便利です。

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